【d!】Nightmare Cage【ﾛ兄鬼】 (ページ5)

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檻、伍ページ5

廊下に出ればロボロ、ショッピ、シャオロンは既にそこに居た。皆同じように紙を持っていて、やっぱり合ったんだなと容易に理解できた。
全員が二枚持っている。……二枚？私がゾム、コネシマの部屋に入り、ロボロはトントン、自分の部屋。ショッピがシャオロン、ショッピの部屋に入り、シャオロンが私の部屋、だった訳だが、何故二枚？と疑問が湧いた。粗方鬱先生の部屋に入ったのだろうか。思わず抱いた疑問を口にする。

「なんでシャオロン二枚持ってるん？鬱先生の部屋も調べてくれたん？」

「ん、あ、あぁ。そうなんよ。」

ゆるりと梔子色の瞳を細め、封筒を渡される。案の定A様へ、鬱様へ、と書かれている。……なにか違和感を感じる。感じながらも、何の違和感か理解出来ずそのまま封を開く。

【A様へ

貴方は――者です。

An conscientiam, erras!
Te sunt targeted.
Non venimus Et non revertetur: quia si omnia domi texuerat.
Nolite facere sensu.】

――掠れて読めない、鬱先生のものを開けばゾム、コネシマに当てられたのと同様真っ白である。……何だ？何が書かれているんだ、とすぐに湧いた疑問。ショッピ、ロボロから封筒を受け取って見れば。

【トントン様へ

貴方は堕天した者です。

Tu credis in sermonibus et tu causa morae?
Tu mixta persona.
Velit scire vera.
Quis non videt super sermonibus?
――The inimicus proximo.
O amice.
Sis tutum.】

――息を飲んだ。え？と浮かぶ疑問符。お兄ちゃんが堕天？どういうこと。グルグルと回る思考の中、その後の文字列に目が止まる。……読めない。皆何も言わないが、封筒を回し合い、固まっていた。

「なぁ、A……俺らみんな呼んでくるから、ちょっと待っててくれへん？」

梔子色の不安げな瞳が揺れた。それにこくりと頷けば全ての封筒を握りしめ彼らは歩んでいった。……あれ、これ1人で待つ？皆行ってしまったのなら仕方ない。待ってて、と言われたので自室で1人、ベッドに腰かけ待つことにした。

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作者は他の言語(○○)を持っている訳では無いので翻訳でやってしまいました。
皆様何語かわかりますか？是非、当てて遊んでみてください。