「全てを治す」「オーバーヒール」2 (ページ6)

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OVER ページ6

「そんな演技面すんなよ。」
「くっ…」

どうするべきか。
爆豪くんが居ては、普段の私には戻れない。

「でさ、一つ提案。お前、ヴィラン連合に入れよ。」
「私が？まさか。本来の目的は、爆豪くんを仲間にする事。私は、ただお前の恋沙汰で連れてこられた」

私は、前髪をかきあげて相手をイラつかせる様に笑った。

「残念ね。私は、興味ないの。」
「ムカつくな。」
「あら、演技をやめろと言ってのは、お前だよ？それをムカつくだなんて、心外だわ。」

取り敢えず、私から興味を無くさなければ。

「それよりも、爆豪くん。俺たちの仲間になれよ。」
「やだね。俺は、ヒーローになるんだよ。」

よく言った。
死柄木は、拘束具を離した瞬間爆豪くんは、死柄木の顔に爆発を食らわせた。

「俺は、オールマイトの勝つ姿に憧れたんだ！」

やっぱり、オールマイトか。
オールマイトは、やっぱり、憎い。昔から、蔓延る平和の象徴。
あぁ、でも、もうヒーローとしては、無理かもね。
きっと、爆豪くんやオールマイトのファンはガッカリするんだろうなぁ。
あんな姿をみたら。それが、楽しみで仕方が無い。