「全てを治す」「オーバーヒール」2 (ページ21)

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OVER ページ21

私が言い出した事……？

「どういう事かしら…？」
「あれもこれも全て、お前の計画じゃないか…！なのにお前は、何かを失ったのかように!!」
「そんなの知らないわ!!!」

クソ！こんな余裕に無いのに！

「音本!!まだか！」
「若頭の為なら────!!」
「撃つな!!」

音本が向けた先は、ミリオでは無く壊理だった。
核の銃弾を撃つ音本。
ミリオは、壊理を庇った

「───ルミリオン！」

私が力を抜いた瞬間に、首を絞められた。

「あ、……っ!!」

私は、何を忘れたの？
私が何を忘れたというのよ。
私は、何も忘れて無いわ。

「癒、もう学び舎ごっこは、終わりだよ。」
「お、わっ……な、…ぃっ……っ！」
「先生！」
「ゃ…デ……く……ぅがｯ！」

壁の方に投げられて、頭を強打した。
幸い頭は、割れなかった。
頭がジンジンする。
痛い。

《「何故、手を抜くのかしら？自分の兄だからかしら」》

「ぅ……さぃ……」

《「貴方程の力なら、兄を屈服させれる力があるのに…勿体無いわぁ。まあ、本当は、私の個性だけどね。」》

「五月蝿い!!!お前は、もう死んだ!!私に関わるな!!」

手に掴んでいた瓦礫を廻に投げつけた。
勿論、当たること無く分解されてしまった。