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シャボンディ諸島を出てからどれくらい経っただろうか
ﾛｰ「まだ浮上できねぇのか。」
ﾍﾞﾎﾟ「マリンフォードがある海域には到達してるはずだけど、青雉が張った氷がそこら中にあって浮上できないんだよ...」
レーダーで潜水艦が浮上出来る場所を航海士のベポは必死に探していた
「ロー、マリンフォードにはドフラミンゴも...」
ﾛｰ「ああ、分かってる。奴に見つかる前にここを去る。」
でんでん虫《海軍全兵に告ぐ！》
ｼｬﾁ「キャプテン！海軍の無線をキャッチしました！」
ガサガサと質の悪い音声から海軍の無線が聞こえてきた
海兵《マリンフォードにて火拳のエースの死亡を確認！！！繰り返す！マリンフォードにて...！》
ｼｬﾁ「な...なんだって！？」
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ「嘘だろ...」
「...」
海兵《さらに、黒ひげ海賊団マーシャル・D・ティーチとの交戦により白ひげの死亡も確認！！！》
ﾛｰ「黒ひげだと...？」
「...」
海兵《なお麦わらのルフィは生死不明！現在、海峡のジンベエと共に逃走中！！繰り返す...！》
「...」
ﾍﾞﾎﾟ「A、顔色が...」
ｶﾞﾀﾝｯ！
ﾛｰ「おいっ！A！！」
頭が真っ白になった
ﾛｰ「大丈夫か！？」
ローはAの肩を支えるながら焦った表情で顔を覗き込む
「...エースが...死んだ？」
目の前が真っ暗になった
エースの公開処刑が決まった時から覚悟はしていた
海賊の人生は常に死と隣り合わせ
自分自身は勿論、仲間の死も
しかしエースの死が現実となった今、自分が受けたショックの大きさにAは戸惑っていた
ﾛｰ「A」
「...大丈夫...ちょっと驚いただけ...」
━━ ━
ｴｰｽ「お前はいい奴だろ？」
ｴｰｽ「A！」
━━ ━
「ｯ...気にしないで...」
今になって自分の中のエースの記憶が蘇ってくる
ﾛｰ「A...」
ローはAの手を強く握る
ﾛｰ「今はこの戦争で俺達がすべきことを考えろ。」
「...」
ローの手を握り返し、なんとか気持ちを落ち着けようとする
「...分かってる。...私は、大丈夫。」
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作者名：ゆんゆ | 作成日時：2016年10月3日 20時
