シャボンディ諸島 ページ3
ここはグランドライン前半部に位置する島シャボンディ諸島
この島の無法地帯21番グローブでは、先ほど怪僧ウルージとキッド海賊団キラーの戦いが繰り広げられていた
そこに居合わせた赤旗ディエス・ドレークは2人の戦いを止め、仲間を引き連れその場を去ろうとしていた
ﾄﾞﾚｰｸ「今この島には億越えの海賊達が集まっている。騒ぎを起こされて海軍を呼び寄せられては面倒だ。」
？「ｸｸｸ...」
ﾄﾞﾚｰｸ「？」
？「今、良いところだったのに...」
不意に聞こえた声にドレークは足を止め1人の男を視界に捉える
長身のその男は帽子を目深に被り、手や腕には無数の刺青と傍らに置いた長い刀が不気味な雰囲気を放っている
視線を少し逸らすと男の隣には大きな番傘を差した女の姿もある
更にその背後には白い繋ぎを着た男達(と白熊)が立っており、彼らの左胸には海賊のマークが描かれている
？「ドレーク屋、お前何人殺した？」
帽子から顔を見せた男は不敵な笑を浮かべドレークに問いかける
ﾄﾞﾚｰｸ「死の外科医トラファルガー・ローか。」
ﾛｰ「敵同士の争いを止めて正義の真似事か？」
ﾄﾞﾚｰｸ「ﾌﾝ...この島は新世界への通過拠点。騒ぎを起こされて海軍と戦うのは遠慮したい。貴様とも争う気はない。...今はな。」
ﾛｰ「...」
ﾄﾞﾚｰｸ「...新世界で会おう。」
そう言葉を残しドレークは去って行った
━━━ ━
ｼｬﾁ「ちょっとキャプテン！こんなところで喧嘩売らないで下さいよ！肝冷したじゃないですか！！」
ﾍﾞﾎﾟ「でも、最悪の世代が一斉にこの島に雪崩込んでるって噂は本当かぁ...」
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ「さっきのドレークといい、ホーキンスやキッドの海賊団、あとは...麦わらの一味もこの島に居るらしい。」
ｼｬﾁ「まじかよ！？あそこはイカれた連中ばかりだって聞いてるぜ。」
「これだけ海賊が1つの島に集まることなんてそう無いでしょ。さっきから嫌な胸騒ぎがする...本当に何も起こらないと思う？ロー。」
傘から青い瞳を覗かせた女の名前は
イェシェン・A
ﾛｰ「ｸｸ...さぁな。」
ローは口角を上げると刀を手に取り立ち上がる
ﾛｰ「そろそろ行くぞ。」
ﾍﾞﾎﾟ「え？キャプテンどこに行くの？」
ﾛｰ「ヒューマンショップを見に行く。」
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作者名：ゆんゆ | 作成日時：2016年10月3日 20時
