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シャボンディ諸島の無法地帯に位置する13番グローブ
そこにひっそり佇む店「シャッキーのぼったくりBAR」
店の入口にはCLOSEの札が出されてるが、中にはこの店の店主シャッキーとモンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味の姿があった
シャッキーは最悪の世代と呼ばれるルーキー達についての情報をルフィ達に伝えていた
ｼｬｯｷｰ「情報は武器よ。ライバル達の名前くらい知っておいたら？」
ﾁｮｯﾊﾟｰ「えっと、キッドにホーキンスにドレークだっけ？」
チョッパーは指折りに数えながら、これまでに情報を得たルーキーの名前を振り返る
その様子を横目にシャッキーは新しい煙草に火をつけると一つ煙を吐き出した
そして一瞬の間を置いてからこれまでの声色を少し変えて話を進める
ｼｬｯｷｰ「あと、彼女には注意しておいた方がいいわね。」
ﾙﾌｨ「？」
シャッキーはまた一つ煙を吐き出してから言葉を続ける
ｼｬｯｷｰ「イェシェン・A。史上最強の戦闘種族と言われる"夜兎"の生き残り。トラファルガー・ローが率いるハートの海賊団に属する人物よ。」
ﾙﾌｨ「やと？なんだそれ？」
ｼｬｯｷｰ「"夜兎"は驚異的な戦闘力を誇り、戦を嗜好する種族。その威力を買われ、これまで世界政府の元で幾多の国を滅ぼしてきた歴史がある。姿形は普通の人間と何ら変わりはないけど、透けるように白い肌の色と日の光を嫌うため常に日傘を手放さないのが特徴的ね。戦闘威力もさる事ながら、例え四肢を失っても再生するという桁違いの回復能力を持ってる。」
ﾌﾞﾙｯｸ「そ、そんな恐ろしい人がこの島に居るんですかぁ！？」
ﾁｮｯﾊﾟｰ「俺もうこの島出てーよぉお！！」
夜兎の情報を聞いただけで震え上がるチョッパーとブルックだが、ルフィは表情を変えず、ただじっとシャッキーの話に耳を傾けていた
ｼｬｯｷｰ「新世界を進むのなら会うことは必然。強いわよ〜彼女。なんて言ったってこの若さで既に賭けられた懸賞金は...5億ベリー。」
ﾙﾌｨ「！！」
ﾌﾞﾙｯｸ「えぇぇ！？桁が違いますね！ 」
ﾁｮｯﾊﾟｰ「ご、5億！？それルーキーの額じゃねぇだろ！」
まだ新世界へ進出していない若手の海賊達にとって5億という数字はルーキー達の中でずば抜けて高い懸賞金だった
ｼｬｯｷｰ「それくらい価値があるのよ、彼女には。」
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作者名：ゆんゆ | 作成日時：2016年10月3日 20時
