本編 15 ページ30
｢よし、じゃあそろそろ行きますか！｣
私はもっとここに居たいとも思ったが、とにかく行かないと始まらない。
｢もしかしたらエル殿ももうこの街にはいないかもしれないで御座るな。｣
｢じゃあまず装備から揃えないとね！アネキ！！｣
目を輝かせた弟が言う。何故だろう、と思ったがすぐ気付いた。
｢あ〜、そういえばアンタ装備のデザインもやってたもんね…。｣
｢んじゃあ、行こうぜ。｣
言ってシロウがチーム部屋の扉を開けた時、岩ちゃんが声をかけた。
｢あの、さ。装備ならここに全部そろってるんだけど…。｣
…もし、これを一般ユーザーがしていたらアカウント凍結になるだろうね。
これは俗に言うバグ、チート…または製作者側の強みといえるだろう。
なんと岩ちゃんは無料ですべての武器、防具を手に入れているのだ。
｢あっ、もしかしていらなかった？ごめんね、こういうのってやっぱ自分で手に入れるもんだよね？｣
岩ちゃんが焦ってしまおうとすると、シロウがポンと肩に手を置き
｢大丈夫だ。むしろ助かる。ありがとな｣
岩ちゃんに対して微笑む。
｢シロきゅん……。｣
なんか…なんだコレ。誰得なんだ…。するとすぐ後ろから声がした。
｢シロきゅん×岩っちか…。ありかも、ふふふ…｣
声の主はみれいさんだった。可愛い子なのに、残念だ…。
｢岩、シロきゅんって呼び方キモイからやめろ。｣
あ、岩ちゃん投げられた。
｢へぶぅ！？｣
そんな二人のことは放っておき、私は装備品を物色する。
｢あっ、アネキこの服とか似合うんじゃない？｣
｢いやいや、それはさすがにセクシーすぎるよ…。｣
｢みれい殿はこういう可愛らしい服がいいと思うで御座る！｣
｢えぇ〜、そうかなあ…。でも、そういうなら着てみるー！｣
そんなこんなでそれぞれの装備品を選び終えた。
私は女騎士の鎧にパラディンの剣。そしてチサ用に小妖精の杖と小さなドレスを貰った。
｢ありがとうございます、ご主人！大切にしますね！｣
ポシェットから出したのが久々だったから怒っていたけど、事情の説明をして、
ドレスと杖のプレゼントをすると、すぐに機嫌を直してくれた。
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りあ(プロフ) - もし、よかったら「貴方の完全オリジナル小説の派生作品をつくらせてくださいぃぃぃ！！！」を見てください♪そこに、コメントをぉぉ・・・どうか！おねがいします！！ (2016年3月2日 20時) (
レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - りあさん» コメントありがとうございます！派生作品ですと！？書いていただけるのであれば書いて頂きたい！(((はい！遅いながらも頑張ります！ (2016年3月2日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 面白いですね〜♪派生作品、かきたいくらいです！これからも頑張ってください！！応援してます！ (2016年3月2日 12時) (レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - 黒子の葉っぱさん。さん» コメントありがとうございます！そのようなお言葉をありがとうございます…！更新はのんびりになりますが、出来ることならば最後までよろしくお願いします！アリスちゃんの出番を増やすように心がけますね！ｗ (2016年3月1日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - 里桜那さん» コメントありがとうございます！更新は相変わらずのんびりになりますが、それでもよろしくお願いします！ (2016年3月1日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラー。 | 作成日時：2014年3月11日 21時
