1:いつもの朝じゃない! ページ2
朝狭side
午前6:30
今日も俺は爽やかな鳥のさえずりで目を覚ます……
なんてことはなくいつも通り目覚ましのうるさい騒音で目を覚ました
軽く伸びをし、ふと横を見ると、
夜琉『すぅ…すぅ……』
可愛らしい寝息を立てて妹が眠っていた
…いや勘違いしないでくださいね?!
いっしょにねてるわけじゃないですから!!
どうやら防音室で夜中まで作業したあと、眠気で正常に頭が働いていなかったのか、間違えて俺の部屋に入ってきて寝てしまったようだ
まぁしょうがないね、俺と夜琉の部屋、隣同士だもん
俺と俺の双子の妹である夜琉は歌い手をしている
Twitterのフォロワーは1000人ちょっと
2人で支えあいながら頑張っている
そして普段Charlotteの作詞作曲を担当している(俺は動画に使う絵を描くのとたまに踊ってみたをあげる時の振り付け担当)夜琉に作曲の依頼が来たのだった
おもむろにベッドサイドの机に置いてあるスマホを手に取り、電源をつけた俺は驚愕した
朝狭『は?何この通知の量…』
今まで見たこともない量の通知が来ていた
そのほとんどがTwitterのようだ
俺は何かやらかしたかと不安を覚えながらアプリを開いた
朝狭『?!?!夜琉起きろ!起きて!!』
夜琉side
体が揺すられる感覚がする
朝狭『夜琉起きろ!起きて!!』
うるさいですよ…まだ眠い…
朝狭『夜琉大変なんだよ!』
ボクは渋々目を開けた
そこには頰を火照らせ、スマホを握りしめた兄がいた
夜琉『おはようございます…どうしたんですか…』
そう聞くと
朝狭『とりあえずこれ見てみろよ』
と、ボク達CharlotteのTwitterのプロフィール画面を開いたスマホを顔の前に差し出された
フォロワーを見ると…
夜琉『えっ…なんでこんなに…』
昨日まで1000人ちょっとだったフォロワーが、1万人以上に増えていた
朝狭『わかんない…俺も起きてスマホ開いたらこうなってた』
ドッキリかなんかだと思った私は自分のスマホを開いてみた
…どうやらドッキリではないらしい
今日はいつも通りの朝ではないようだ
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作者名:Atlas | 作成日時:2019年9月3日 22時