カルテ23 ページ28
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「フ、フロイド・・・。」
ジェイド「おや、A先生が焦るなんて、珍しいですね。・・・無表情なのは変わらないみたいですが。」
私を引っ張ったのはやはりというべきかフロイド。
この巨体の力に抵抗することなど到底できず引っ張られるままに体を預けると
フロイドの膝の上に座るような形になってしまっていた。
背中に頭をグリグリとこすりつけてくるものだから擽ったいというかなんというか・・・。
てか寝ちゃいそうってなんだ。寝るのは私がキツイ。やめて。絶対にやめて。
そんなことを考えつつも手はとめない。
少しまだ血がにじんでいる傷口に消毒液を染み込ませたガーゼをあてる。
ジェイド「・・・っ。」
「痛かったか?」
ジェイド「いえ・・・少ししみただけですので。」
フロイド「慣れないよねぇ、それ。地味に痛てぇもん。」
「そういうものだ。」
綺麗に周りの血を拭き取って絆創膏を貼る。
できた、と呟くとまたジェイドからありがとうございます、とお礼の言葉が飛んできた。
そんなにお礼を言われても、頷くぐらいしかできないのだが。
片付けたいから、と腰に回るフロイドの腕を軽く叩くと
さらに力を強くされる。
「う・・・。」
ジェイド「フロイド、A先生が苦しそうです。」
フロイド「え〜。せんせぇめっちゃ弱いじゃん。俺まだそんなに絞めてるつもりないんだけど。
なんか女みてぇ。」
ジェイド「ふふ。何言ってるんですか。A先生は男の方ですよ。」
いや、女なんだよなぁ(汗)
その後フロイドに絞められたまま二人の会話を内心冷や汗もので聞いていた。
__________________________
フロイド「ねぇジェイド。なんかA先生って男って感じしなくねぇ?」
ジェイド「そうですか?」
フロイド「なんかねぇ、A先生といると触りたくなるっつうか・・・
あー!よく分かんなくてイライラする。」
ジェイド「・・・。」
ジェイド(まさか・・・ですよね?)
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いくら - こ、こういう小説大好物←なんです!!更新待ってます! (2020年9月24日 7時) (レス) id: 16c4d9d785 (このIDを非表示/違反報告)
秀華 - 天の河さん» 読んだ瞬間思わず変な声でました。ありがとうございます!精一杯頑張らせて頂きますっ!! (2020年9月22日 9時) (レス) id: 8af3d762c4 (このIDを非表示/違反報告)
天の河 - ではではレオナさんで。レ「…ふん。俺がわざわざ見てやったんだ、感謝しろよ。…まあ、悪くはない。これからも精々頑張れよ」(大丈夫か?)更新頑張ってください! (2020年9月22日 2時) (レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
秀華 - ひめスカーレットさん» リクエストありがとうございます。トレイ君も応援ありがとうございます(笑)頑張って書いてみますね。 (2020年9月21日 7時) (レス) id: b55aa60691 (このIDを非表示/違反報告)
ひめスカーレット(プロフ) - 秀華さん» リクエストで「夢主が幼児化」と「グレートセブンといた頃の思い出」を書いて欲しいです!トレイ「ほどほどが一番だからな。秀華だったか?頑張れよ」トレイの口調が出来るか出来ないか微妙。間違ってたらすみません。これからも頑張ってください (2020年9月20日 22時) (レス) id: b3971a6534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秀華 | 作者ホームページ:http://marenvil1220@gmail.com
作成日時:2020年9月6日 18時