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長男だから ページ7

「そうか…」

話終わったAからは今までに匂ったことのない悲痛の匂いがした。

今は隣で空を見上げてる。

…いや、涙を零さないようにしてると言ったほうが的確かもしれないな。

俺にしてやれることはないだろうか。

少しでもAの心が楽になるようなことはないのだろうか。

ギュッ

考えていたら、身体が勝手にAを抱きしめていた。

驚いた匂いと一緒に安心してる匂いもしてきた。

俺はそのまま片方の手で頭を撫でる。

「泣きたい時は泣いていいんだぞ。

俺は長男だから、もっと頼ってくれていいんだ。

今までよく頑張ったな、A」

そう言うと、じわじわと涙の匂いがしてきた。

「ッッッ〜〜〜‼!!」

泣きじゃくる様子を見るとよっぽどか溜め込んでいたようだ。

因みに善逸は禰豆子と一緒に花冠を作りに、伊之助はツヤツヤなドングリを拾いに行った。

ふと気が付くとスースー…という寝息が聞こえてきた。

はっとしてAをみると、泣き疲れて眠ってしまったようだ。

何故こんなにも幼い女の子を信用してあげなかったんだうか。

俺はAに俺の羽織をかけて、お姫様抱っこすると、他の3人をさがしにいくことにした。

「猪突猛進猪突猛進!

どんぐり見つけたぜ!」

「いっ伊之助!

静かにしないか!

Aが寝てるんだ」

俺が伊之助にそう言うと、俺の前に回ってきてAを覗き込み、何を思ったのか頭を撫でてまた俺の隣に戻った。

「…紋逸と亜豆子探しに行くぞ…」

「…善逸と禰豆子だろう…」

無事山の中で2人とも合流出来、ホワホワしてる伊之助とAの寝顔が天使だとか小声で発狂してる善逸と、善逸に作ってもらった花冠を一つは頭に、もう一つは大事そうに両手で抱えてる禰豆子を連れて下山した。

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弄月 - 乙音サン…でいいかな?ありがとうございます!受験生なんで、程々に更新頑張りますね! (2020年11月3日 4時) (レス) id: ba98d227a6 (このIDを非表示/違反報告)
乙音(二次創作)と海凪(一次創作)(プロフ) - 最後の、皆の追いかけてる時の心象で泣きそうになりました(´;ω;`)凄いですね!これからも頑張ってください! (2020年11月2日 1時) (レス) id: 1dc2c912d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:泡天 茜 | 作成日時:2020年5月2日 6時

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