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「お前がAじゃねぇってんなら、Aはどこだ？」
「そ、そんなこと言われても私は分かりません」
悲しい気持ちを抱えたままそう返事をした。
「……」
舌打ちを一つすると、兵長は間仕切りカーテンを開けてこちらを振り向いた。
「お前がどこの誰だか知らねぇが、なぜ
兵長の言っている事が理解できず、下の階へ降りる背中を見つめた。
「ついてこい」
「は、はい！」
思わず敬礼してしまい、それを見た兵長は眉間の皺を深くした。
「お前……ヒナコ。ここでは役職で呼ぶな」
「あ、す、すみません。で、でもそれじゃ、なんとお呼びすれば……リヴァイさん……とか、ですか？」
リヴァイさん……リヴァイさん？？……っっ！ダメ！！何？このむずかゆさ！それに、顔が……。
自分で言ってしまったことに、急に恥ずかしくなってほてった顔を慌てて抑える。
そんなことを考えていたから、次に聞こえた予想外の言葉に思わず間抜けな声をあげてしまった。
「……了だ」
「……へ？」
「畑寺了。ここではそう呼べ」
どうして兵長がそんな事を言うのか、訳が分からない。
だけど本人がそう呼べと言うならそう呼ぶしかない。
「それから、それもだ。……止めろ」
と、兵長は私の胸にあてた握りこぶしを指差して言った。
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いぬぬ - 全シリーズ夢中で読みました。兵長の夢小説沢山ありますが、kokubyakuさんのが1番好きです！ストーリーの展開、台詞回しなどがツボで萌えが止まりませんでした。大感謝です！これからも応援してます！ (2023年3月31日 22時) (
レス) id: f7c95a5120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kokubyaku | 作成日時：2022年9月7日 17時
