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ここの世界は、体臭を良しとする文化ならしく、みんなそんなに毎日お風呂に入らない。
それにどうしても耐えられなかった私は、それだけはと、何とかお願いしてお風呂に入らせてもらっていた。
そして、どうしてもだめな時でも、せめてと桶に水を汲んで身体を拭いたりして日々をやりすごしていたのだけど、
だけど、
さすがにここまで汗をかくと、我慢が出来なくなってくる。
疲れたと座り込んで投げ出した足の先。
上流の川から流れて来た水が滝つぼに落下する音が心地いい。
目の前には太陽を反射して涼しそうにきらきらと広がる水……
みず？
その時、閃いて、もたれかかっていた木からガバッと起きあがった。
自分が歩いてきた道を振り返る。
誰かが来そうな気配は、ない。
何度も往復したけど、みんなそれぞれ作業の真っ最中で忙しそうにしていた。
左右を見回す。
周囲に人がいる気配もない。
ここは木々に囲まれているから、人目にもつきにくい。
──少しだけ……
ちょっと身体を洗ったらすぐに上がればいい。
そう思い、調査兵団の自由の翼が刺繍された上着に手をかけた。
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いぬぬ - 全シリーズ夢中で読みました。兵長の夢小説沢山ありますが、kokubyakuさんのが1番好きです！ストーリーの展開、台詞回しなどがツボで萌えが止まりませんでした。大感謝です！これからも応援してます！ (2023年3月31日 22時) (
レス) id: f7c95a5120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kokubyaku | 作成日時：2022年9月7日 17時
