🌙W.A.S：15 ページ15
思わず、そうかと頷きそうになるが、
え？それでいいのか？
そんな事を考えているうちに、本日3回目の兵長の執務室に着いた。
ノックをして、出てきた兵長をハンジさんはしっかりと捕まえて街まで歩く。
その間、思った通りハンジさんがリヴァイ兵長と話をしてくれたので、私は安心してお店まで歩く事が出来た。
「ラッシャイ！お、来たな〜！」
「やあ、店長さん」
とハンジさん。
それに、おう！と返事した後、オヤジさんはこちらに向かいニカっと笑う。
「嬢ちゃんに言われた通り、席取ってあるぜ」
そう言って案内してくれたのは、角の割と落ちついた席だ。
「ふーん、A、随分と店長と仲が良いんだね。"嬢ちゃん"なんて呼ばれちゃってさ」
「これだけ予約しに来てたら、そりゃ、仲良くもなりますよ」
そんな事を話していたら、徐々にメンバーが集まって来る。
話題は巨人をどのくらい討伐したか、とか、最近の情勢とか。
なんせ、新兵な上、進撃が好きでもその辺の社会的な事はあまり頭に入っていない。
だから、会話の内容を理解するのに必死だ。
暫くして、お店も賑やかになってきて、ガヤガヤとあちらこちらから会話が聞こえる。
兵士の姿もちらほら見えて、お店は今日も大繁盛のようだ。
「だからね、巨人の捕獲は必要なんだ。なぜなら───」
ハンジさんが巨人の話を始めようとした時だった。
ガチャーン！
と、大きな音がした。
「おいおい、勘弁してくれねぇか」
続けてオヤジさんの声が聞こえた。
そっとそちらを覗いて見ると、
どうやら珍しい事に、憲兵が数名食べに来ていて、ルーナさん……ではなく、もう1人バイトの女の子の手を掴んでいる。
その憲兵の1人は、この女がオレの足に水をかけただのなんだのと、小さい事で怒っている。
「だから、悪かったと謝ってるじゃないか」
「それで謝っているつもりか！？」
相手の憲兵は酒が入ってるからか、なかなか引き下がらない。
「みっともないねぇ」
私の横でハンジさんが呟く。
兵士の扱いになれている店長さんだから、ほっておいても大丈夫なんだとは思うけど……
そんな事を考えていると、目の端で影が動いた。
「あーあ」
ハンジさんの声。
「オイ……」
「なんだ？このちっこいの」
見ると、騒ぎを起こした憲兵の目前には、私の前に座っていたはずのリヴァイ兵長が立っていた。
「仮にも街を守っている
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ここね(プロフ) - 他の作品のようなキャラ崩壊はなく、馬鹿っぽいなと思わずに読めました！楽しめました！ (2020年5月7日 15時) (
レス) id: 43fbbe1d59 (このIDを非表示/違反報告)
Akauki - 一応ハンジさんは女。ピクシブに載ってるのは、性別不明。進撃の巨人の製作者？にピクシブ本社が聞いた所教えてくれなかったて一部の人達はﾘｳﾞｧｲの言っている様に、男でも女でもない奇行種的な〜っていう意味不な話をされました☆((長文失礼 (2020年5月5日 2時) (レス) id: 56e3f47545 (このIDを非表示/違反報告)
福子 - 私自身リヴァイ兵長がとっても好きなのですが、普通の小説だと現実味がないような設定が多く世界観に入り込みづらかったのです。しかしこのお話はモブという私でもありそうな設定で本当に自分のような感じで楽しく読まさせて頂きました！終わるのが寂しいです。 (2020年3月20日 11時) (レス) id: 96bb978fa2 (このIDを非表示/違反報告)
natsu natsu(プロフ) - 作者さんハンジの性別は女性ですよ〜 (2019年11月29日 22時) (レス) id: ba90988942 (このIDを非表示/違反報告)
夢梨(プロフ) - 凄くおもしろかったです。一気に読み進めてしまいました。続きを思い付きましたら、ぜひ、更新してください！楽しみにしています(*^^*) (2019年10月1日 19時) (レス) id: 2fea8fb6ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokubyaku | 作成日時：2019年7月7日 0時
