🌙W.A.S：14 ページ14
リヴァイ兵長に2度目の書類を届け、ハンジさんの待つ巨人研究施設に戻った時には、業務終了時間を少し超えたあたりだった。
「いや〜ごめんごめん。まさかサインをし忘れてたとは！」
アハハハ〜！
とわざとらしく笑うハンジさんを尻目に、今日は本当に疲れた一日だったと大きなため息をつく。
「もう今日はサッサと兵舎に帰って寝ます」
残りの仕事を手伝いに、ハンジさんの横を通り過ぎようとした所で、
「何言ってんの？今から街に行くんだろ？」
と言われ、衝撃を受ける。
そうだった……まだ1日が終わった訳では無かった……
あまりにも濃ゆい1日だったため、もう1週間くらい経過した気分だ。
「さて、リヴァイを呼びに行こうか。A、一緒に来て」
「え！？、私、今行って帰ったばっかなんですけど……」
できればもうハンジさんだけで呼びに行って欲しい。
「えー、Aは上官の誘いを断るの？」
ショックだなぁ〜と、ゴーグルの上から目を抑え、下を向く。
はいはい、もう……
ハンジさんはそんなふうにされたら、私が断れない事を知っているのだ。
「……わかりました」
それを許してしまっている自分も大概だとも思うけど。
まあ、ハンジさんを真ん中にして、少し距離を取って歩けば良いだけだ。
幸いといったら兵長に睨まれそうだが、兵長は、ハンジさんより背が低いので、ハンジさんを挟んで横並びになると見えないし、後ろを歩く分には、逆に正当に兵長を見ながら歩くという事が出来るので、割と嬉しい。
昼間の様なパターンは緊張するけど、ハンジさんがそばにいるなら、なんだかんだと２人が話す事が多いので、私は声かけられたらどうしようとか考えずに、安心して居られる。
「よし！じゃあ行こう！二ファ、ケイジ、モブリット、悪いけど先に行ってるね」
「はい！」
「わかりました」
「お願いですから、兵長に迷惑かけないで下さいよ」
うんうんと、心配するモブリットさんに返事を返し、ハンジさんは私を引っ張り兵長の元へと移動する。
その道中、気がついた。
「分隊長」
「うん？」
「昼間言ってた事と、今やってる事、違いませんか？」
「何が？」
そう、気がついたのだ。
昼間は先輩にパシリをさせるのか？と言っておきながら、今は先輩に仕事を任せて先に上がっている。
そう、説明して、
「矛盾してます！」
と私が言うと。
「なに言ってんの？業務時間が終わってるなら、後輩が先に帰っても構わないだろ？」
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ここね(プロフ) - 他の作品のようなキャラ崩壊はなく、馬鹿っぽいなと思わずに読めました！楽しめました！ (2020年5月7日 15時) (
レス) id: 43fbbe1d59 (このIDを非表示/違反報告)
Akauki - 一応ハンジさんは女。ピクシブに載ってるのは、性別不明。進撃の巨人の製作者？にピクシブ本社が聞いた所教えてくれなかったて一部の人達はﾘｳﾞｧｲの言っている様に、男でも女でもない奇行種的な〜っていう意味不な話をされました☆((長文失礼 (2020年5月5日 2時) (レス) id: 56e3f47545 (このIDを非表示/違反報告)
福子 - 私自身リヴァイ兵長がとっても好きなのですが、普通の小説だと現実味がないような設定が多く世界観に入り込みづらかったのです。しかしこのお話はモブという私でもありそうな設定で本当に自分のような感じで楽しく読まさせて頂きました！終わるのが寂しいです。 (2020年3月20日 11時) (レス) id: 96bb978fa2 (このIDを非表示/違反報告)
natsu natsu(プロフ) - 作者さんハンジの性別は女性ですよ〜 (2019年11月29日 22時) (レス) id: ba90988942 (このIDを非表示/違反報告)
夢梨(プロフ) - 凄くおもしろかったです。一気に読み進めてしまいました。続きを思い付きましたら、ぜひ、更新してください！楽しみにしています(*^^*) (2019年10月1日 19時) (レス) id: 2fea8fb6ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokubyaku | 作成日時：2019年7月7日 0時
