[ONE PIECE] 若様は無関心なあの子を振り向かせたい

奮闘日記１７ ページ18

会議が終わり部屋から出ようとすると若に呼び止められる。
なのでみんなが出るまで大人しく席で待つことに。


『若、なんでしょう』

｢俺がエイラと結婚するって聞いてどう思った｣

『若が良いなら結構かと』

｢本当にか?｣

『えぇ』

｢フッフッフッ!まぁいい…俺は結婚する気は無かったしな｣

『では、なぜ?』

｢好きな女以外との結婚に興味もねぇしエイラは調子に乗ってAやベビー達を悪く言ったりしてたからな｣


若は策士だ。
明日エイラは自分の国が滅ぶと知って愛しの人に裏切られたらどういう気持ちになるのだろうか。
少し同情するな。


ｴｲﾗ｢ドフィ、会議は終わったの…?｣

｢あァ、A頼んだぞ｣

『仰せのままに』

ｴｲﾗ｢…｣


ちょうど扉が開きエイラが顔を出して覗いてる。
そして私と2人きりだと分かるとあからさまに嫌な顔をした。
私は気にせず隣を通り過ぎれば若に見えないように至近距離で腹部にナイフを刺される。

おいおい、マジかよお姫様…
しかも海楼石の特注品とはやられたな。


『クソ女がｯ…』

ｴｲﾗ｢あなたが悪いのよ｣


女の嫉妬は怖いと体験しつつ腹部を抑えながら部屋へ向かう。
ひとまず自分で止血を行いナイフを床に捨てる。
そのまま備え付けのお風呂に水を張り服のまま入る。


『しばらく入っていれば治るだろうな』


いつもより体の修復には時間がかかるかもしれない。


それよりも明日の任務に支障が出ないようにするのが今1番やるべき事だと思い、入水したまま眠りに落ちた。

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