奮闘日記１６ ページ17
(ｺﾝｺﾝｺﾝ
『ん…』
｢A入るわよ｣
『ベビー5、どうしたの…』
｢どうしたのじゃないわよ!あなたが起きてこないから心配して起こしに来たのよ!｣
『もう朝か…ありがとうベビー5…』
コートの上で眠りについていたらしく朝起きた光景は昨日の食事後と変わりはなかった。
いつもは2番乗りの私が最後まで来なかったことを不思議に思ったベビー5が起こしに来てくれて助かった。
｢はやくご飯食べに行くわよ｣
『ん…紅茶飲みたい』
｢い、入れてあげるわよ!美味しいヤツをね!｣
『んふふ、ありがとう』
まだ水分補給してないフラフラしている私の手を引きながら食事場へ向かう。
その途中で若とその隣にエイラが歩き通り過ぎる際、若が私の頭を優しく撫でたことに驚きが隠せず振り向けば若はヒラヒラと手を振っていた。
『ベビー5、紅茶もらえるかな』
｢もう持ってきてるわ、はいどうぞ｣
『あぁ、頭が冴えてきたわ』
ベビー5と二人きりになったら食事場で紅茶を飲み、頭を覚醒させる。
そしてそのままパンを口に運び腹ごしらえをする。
｢そういえば若が会議するって言ってたわ｣
『分かった、一緒に行こうか』
会議の時間までもう15分もなかった。
急いで朝食を終え、そのまま会議室へと向かう。
中に入ればやはり私たちが最後だったようで各々の席へとつく。
｢フフフッ揃ったな｣
『遅れました』
｢いやァいいんだ、急だったからな｣
｢それでドフィ、話ってなんだ｣
いつも会議は前日に言われているが今日は無かった。それに婚約者のエイラの姿もない。
｢エイラの姿がないだろう…あいつは元々コロすつもりだった｣
『え?』
｢あいつの国が取引でミスをした、それで許しを乞うためエイラを差し出してきたってわけだ｣
『……』
｢俺はそれで許したが、次は俺の邪魔をした。だから俺は考え、エイラから情報を聞き出し…そして明日戦争を吹っかける!｣
『なるほど』
｢フッフッフッ!楽しみだなァ!｣
エイラは敵国からの人質のようなもの、という事になる。
そして、その国を明日吹っ飛ばすという事か。
いきなりだが準備が出来ないという訳では無い。
私は少しの安堵に笑みが零れた。
｢それに俺が愛してるのはAだけだぜ?｣
『はいはい』
だけど、しばらくはいつもより冷たくしてやろうとも1人誓った。
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灰色キノコ(プロフ) - 続編を書いて欲しいです！ (2017年10月20日 20時) (
レス) id: 3d63e53cce (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - 続編ぜひ書いてほしいです。ヴィンスモーク家の方の新作も、ものすごく楽しみにしています。 (2017年10月20日 19時) (レス) id: 493e26d2cc (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2017年10月20日 1時) (レス) id: 219aa5a094 (このIDを非表示/違反報告)
楼亜(プロフ) - 猫子さん» この時間に見直して書き直したりしてて猫子さんのおかげで再度気をつけようと思いました…満足していただけるようにこれからも頑張ります! (2017年9月16日 23時) (レス) id: d5768dd44b (このIDを非表示/違反報告)
猫子(プロフ) - 楼亜さん» いえ！こちらこそ気付いていらっしゃったのにわざわざ申し訳ありません汗 これからの投稿も楽しみにしています、頑張ってください!!! (2017年9月16日 23時) (レス) id: 39b70e8246 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜藍 | 作成日時：2017年9月10日 1時
