灰原ユウヤの弟…ではなく、妹は女好き系美少女なんです。[part3]【ダンボール戦機WARS】 (ページ46)

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《139》ページ46

学校にて______

ユノ「本当に大丈夫なの～？」

声色からして心配そうにしてなさそうなんだけど……

今は取り敢えず、おさまっている。教室内という事もあって、なるべく暴走しないようにはするつもりだ。

???「色々と思い出してしまったから気持ちが不安定ね。私もAの話を聞くから頼ってほしいわ。」

A「キヨカ……うん、君にも話せる事だけ話すよ。」

???「……何か、あったのか？」

隣の男子____ヒカル君が頬杖をつきながら珍しく会話に加わってきた。

A「ヒカル君になら……話してあげる。……女子の次に。」

ヒカル「最後のは余計。分かった。……我慢はするな。暴れない程度になら……僕に頼ってよ///」

言いながら赤面するのやめて下さいな、ヒカル君。

A「皆、優しいね……そういうところ、大好きだよ。」

彼ら、彼女らの優しさが寮内で暴れまわるのだけを防いだ。あの時は気持ちだけが先走っていたから危ないところだったが。

ユノ「それにしても、初めてだよね。Aが取り乱すなんて……」

キヨカ「そうね。ずっとAを見てきたけど……」

ヒカル「……昔の事か嫌な思い出、思い出したのか……？」

皆の意見、特にヒカル君の一言が図星で顔がひきつりそうになる。

駄目駄目。ここで感づかれるのだけは嫌だから隠し通さないと……

____皆が私に本当はお姉ちゃんがいる事、ディテクター事件に巻き込まれた事、“セブンス”の一人だという事……色んな事教えたら信じてくれるのかな……？

鼻で笑って「ふーん。」で終わり、なのかな？

皆がそんな人ではない事は分かってるけど……

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怖くて、声に出せない______

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???「……ヒカルだけじゃなくて、俺にもアラタにも、サクヤにも……皆にも、教えてほしい。」

昨日、告白した時のような表情でハルキ君は言った。

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ハルキ「Aの過去は皆も知って、協力したい筈なんだ。……いいだろう？」