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連れて来られた所は、体育館の近く。今からここに向かおうとしていた私にとってはラッキーだ。
立ち止まって、美都先生が腕組みをして振り返る。
美都「これから貴方には昨日も言った通り、星原に付き合って貰うわ。猿田先生から聞いていた筈だから行ける準備はしているわね?」
A「はい。」
美都「よろしい。では、貴方にいくつか伝えそびれてしまった事を言わせて貰うわ。いきなりで申し訳ないわね。……藍貴さんはジェノックから脱退、ハーネスに移動したわ。第1小隊の人手が足りないそうで。」
だから、セレンちゃんを見かけなかったのか……!
美都「これが最後よ。明日、ポルトンに転入してくる子が貴方を尊敬しているようで、
一緒にダック荘を案内してほしい、だそうよ。」
A「それって……誰なんですか?」
美都「……まだ言えないわ。明日、聞いてみなさい。」
A「分かりました……」
美都「では、行きなさい。星原を早く戻ってこさせる為にも……」
A「はい!」
元気に返事をして体育館の中へと向かう。
中では____やはり、ヒカル君と猿田先生が剣道を行っていた。
右に右に移動して、彼は「やぁぁぁぁっ!!」と声を上げ、脇腹を狙おうとする。それを読んで猿田先生は彼の頭に竹刀を振り下ろした。
かれこれ、これが私が来る前に10分続いていたという事になる。
猿田「戦闘の本質を見い出せるまで続けるぞ!」
言い終わるや否や、斬りかからんばかりの彼の脇腹に竹刀を滑り込ませ、強く叩き込んだ。
ヒカル「うぐっ……!?」
猿田「立て!勝ちたくないのか!?」
ヒカル「か、勝ちたい、です……!」
猿田「ならば、掛かって来い!!」
ヒカル「はい!」
よろめく彼に駆け寄ろうとしたが、そこはぐっと我慢した。彼だって、自分で解決したい筈なのだ。ここで戦いを続けたいのなら尚更だろう。
猿田「一回、休憩をはさむとしよう。5分くれてやる。」
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私はこの時が入るチャンスだと思い、体育館の中に歩を進めていった。
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籠。(プロフ) - 確かにwww (2013年11月23日 15時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
魂魄ヒカル(プロフ) - 籠。さん» うぬww 新しい言葉www (2013年11月23日 7時) (レス) id: 46075e078c (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 魂魄ヒカルさん» 昼寝ならぬ夕寝www (2013年11月22日 22時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
魂魄ヒカル(プロフ) - 籠。さん» 帰って17時から今まで寝てたww (2013年11月22日 20時) (レス) id: 46075e078c (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 魂魄ヒカルさん» 本当!?ありがとう!!!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2013年11月22日 18時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:籠。 | 作成日時:2013年11月14日 18時