検索窓
今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:23,090 hit

君と語った一つの未来を 【グロッシュラー】 ページ25

机に置いていた携帯からメッセージの受信を告げる音が聞こえる。
私はお皿を洗っていた手を止め、リビングへ向かった。
携帯の画面を見ると「今日は部活が無くなったから早く帰る」と息子であるアゲートからだった。
そのメッセージに「分かった。待ってるわ」と返信し、上機嫌に鼻歌を歌いながらキッチンへ戻った。
息子はすぐ近くの高校へ通っているのでもうすぐ帰ってくるだろう。
お皿洗いが終わったのでリビングのソファーに座り、テレビをつけた。
今日もテレビではいつもと変わらない平和な日常が放送されている。
玄関が開く音がして「ただいま」という声が聞こえた。
私は玄関に迎えに行った。
「お帰りなさい。暑かったでしょう。シャワー浴びてね」
そう言い、アゲートが浴室へ向かうのを確認してからリビングに向かおうとすると玄関が開いた。
帰って来たのは夫であるグロッシュラーだった。
「お帰りなさい。ずいぶん早かったんですね」
「あぁ。今日は珍しくな」
そう言うあなたの顔は少し嬉しそうで、私の顔も少し緩んでいくのが分かる。
「アゲートは帰ってきているのか?」
「えぇ、今さっき」
「そうか、では久しぶりに外食行くか?」
「行く!」
何時から居たのかアゲートが嬉しそうに声を上げた。
そんな息子を見て、私達は顔を見合わせて微笑んだ。
これが私達が語った一つの未来。
「では、準備してくるわね」

___________今を生きる
  語った未来を生きる______________________

君に永遠の時を祈る【グロッシュラー】【死ネタ】→←結婚遊戯をしましょう 【パスティス】 【少し明るいです】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
53人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

rotty0527(プロフ) - 凜々華さん» 貴重なご意見ありがとうございます。本当に、この小説は沢山の方々に恵まれたなぁ。と思います。本当にありがとうございます。ですが、結果が出るまでお待ちください (2017年5月18日 20時) (レス) id: 1db570f24e (このIDを非表示/違反報告)
凜々華 - 私はこの小説が大好きです。なので出来るなら続けていってほしいと思います。これからも頑張ってください。 (2017年5月18日 20時) (レス) id: 7fdb6c32cc (このIDを非表示/違反報告)
rotty0527(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます!!これからも頑張ります。リクエスト、待ってますね! (2017年4月13日 18時) (レス) id: b02eafb31d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - rotty0527さん» わあああ!リーリウムさんが好みすぎて携帯投げそうになりました!ありがとうございます!!そして入学おめでとうございます(*´艸`*)これからもがんばってください!またリクエストしますね(*´艸`*) (2017年4月13日 18時) (レス) id: 1f43372f2c (このIDを非表示/違反報告)
rotty0527(プロフ) - 蓮さん» 大変遅くなってしまい、申し訳ありません。今日あげさせて頂きました。思ってたのと違うと思ったら言ってくださいね。これからもよろしくお願いします。 (2017年4月12日 17時) (レス) id: b02eafb31d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:rotty0527 | 作成日時:2017年3月12日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。