I'm a slave for you.【ACCA】【短編集】

結婚遊戯をしましょう　【パスティス】　【少し明るいです】 ページ24

彼女はハンカチを持ってきてくれた。
否、彼女では無かった。
彼だった。
「大丈夫かね？」
私は渡されたハンカチで流れ落ちる涙を拭った。
「いつお帰りになったのですか？」
彼は私の隣に腰かけ、私を抱き寄せた。
「今はそんなことどうでも良い。辛い時は私に頼ってくれないか？私は君の為ならどんなことでもしよう。そして、私は君を、君の妹のようにはしないと誓おう。この身に変えても」
「いいえ。信じられませんわ。いつも男の方々はそうやって女を誑かす。私の妹もそうでした」
私は、言ってしまった後に後悔した。
もしかしたら怒っているのではないかと。
私は恐る恐る彼の人の顔色を伺ってみると、悲しそうだった。
「怒っていらっしゃいますか？」
「いや。君はいつも大切なことを隠す。そして、溜め込んでしまう。そんなに私は頼りないかね？確かに私は頼りないかもしれない。でも、君を必ず幸せにすると誓おう」
優しく、それでも固い決意を込めた声色でそう云った。
「本当ですか？私は簡単には信じませんよ」
私は微笑みながら答えた。
そうすると、彼は微笑んで「勿論。嫌というほど愛して差し上げよう」と返した。
私達は甘い接吻を交わした。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿今まで剣の上を歩くようだった夫婦遊戯だったけれど、
　 これからは甘くて幸せな結婚遊戯になりそうです＿＿＿＿



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久しぶりにパスティス長官を書いたら口調が迷子に、、、、、。
お許しください、、、。

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