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嫉妬する夜 【モーヴ】【男主】 ページ3

緩やかな音楽が流れているバードン区内のとあるレストラン。
今日は久しぶりの外出だ。
「___ということがあってな。聞いているのか。」
俺と向かい合って座っているこの女性はACCA本部長であり、俺の恋人であるモーヴ。
「うん?あぁ、聞いているよ。」
「どうした?疲れているのか?」
「いや、ジーンの煙草集めも終盤だなと思ってな。まあ、書類の中でしか見たことはないが。」
そんな話をしながら、出された料理を口に運ぶ。
ふと窓の外を見ると、見慣れた男が通り過ぎて行った。
「彼だね。ジーン・オータスというのは。」
「そうだ。彼には内々の任務を課している。詳しくは言えないが。」
まあ、彼女が「言えない」というなら詳しくは詮索しない方が良さそうだ。と思う反面、少し嫉妬してしまう自分もいる。
そんな気持ちを押し込むようにワインを呷った。
「そうだな、詳しくは聞かない事にしよう。それより、少し嫉妬してしまうね。君の口から他の男の名を聞くのは。」
「仕事なのだから仕方ないだろう。Aも十分私を嫉妬させていると思うが。」
「俺、そんな嫉妬されるようなことをしたかな。」
顔を見合わせて微笑んだ。
その後、10分程してレストランを出た。
ひんやりとした夜風が肌を撫でていく。
「ところで、Aの仕事の方はどうだ。」
「いや、まあ、まずますだね。悪くはないよ。」
「そうか。良かった。」
モーヴがこんなことを聞くなんて珍しいな。
「俺の仕事がどうかしたのか?」
「いや、Aの仕事上、女性との会話が多いので少し心配になってな。」
そう言う彼女の顔を見ると、ほんのりと赤くなっていた。
ほんと、俺ってその顔に弱いんだよな。
そう思いながら彼女を後ろから抱きしめ、首筋に印をつける。
「大丈夫だ。俺はモーヴしか眼中にないから。」
「よくAはそんな恥ずかしいことを平気で言えるな。」
「そうか?普通だと思うが。」
一つの影が二つの影になる。
その陰たちはそれぞれの家の方向に分かれていった。


嫉妬するのも
「愛」ゆえの行動
たまには「嫉妬した」なんて
言ってもいいかな
なんて。

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rotty0527(プロフ) - 凜々華さん» 貴重なご意見ありがとうございます。本当に、この小説は沢山の方々に恵まれたなぁ。と思います。本当にありがとうございます。ですが、結果が出るまでお待ちください (2017年5月18日 20時) (レス) id: 1db570f24e (このIDを非表示/違反報告)
凜々華 - 私はこの小説が大好きです。なので出来るなら続けていってほしいと思います。これからも頑張ってください。 (2017年5月18日 20時) (レス) id: 7fdb6c32cc (このIDを非表示/違反報告)
rotty0527(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます!!これからも頑張ります。リクエスト、待ってますね! (2017年4月13日 18時) (レス) id: b02eafb31d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - rotty0527さん» わあああ!リーリウムさんが好みすぎて携帯投げそうになりました!ありがとうございます!!そして入学おめでとうございます(*´艸`*)これからもがんばってください!またリクエストしますね(*´艸`*) (2017年4月13日 18時) (レス) id: 1f43372f2c (このIDを非表示/違反報告)
rotty0527(プロフ) - 蓮さん» 大変遅くなってしまい、申し訳ありません。今日あげさせて頂きました。思ってたのと違うと思ったら言ってくださいね。これからもよろしくお願いします。 (2017年4月12日 17時) (レス) id: b02eafb31d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rotty0527 | 作成日時:2017年3月12日 10時

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