第32話 傍観者 月島side ページ34
「起きろー、もう朝だぞ？？」
…………誰……？でも、眠気のほうが勝ってて…………
「ん…………あと5分…………」
「他の部の人にここで寝てたってバレていいなら構わないけど？？」
…………この声………バレる？………あ、今合宿中で昨夜……昨夜？……！！
「…………！！？」
「おはよ、月島君。よく眠れた？」
そうだった……僕、昨日寝れなくて零さんの部屋で一緒に寝させてもらったんだった………
「…はい。おはようございます。昨夜はすみません…………」
「全然いいよ。もしこれから眠れなかったらおいで」
！！？い、いいのかなこれは………
「………お言葉に甘えさせてもらいます…」
実際、あのいびきや寝言、寝相の悪さが昨日だけではないのはもう知ってる。
「さて、烏野を起こしに行こうかな………月島君も行こう？」
「行きます」
まだ起こしに行って無かったんだ………もしかしてわざと先に？
その後は、もともとここで寝てましたという風にした。とりあえず日向ウルサイ
時間を飛ばして午後の練習中。
前回同様、烏野はあと一歩のところで勝てず、ペナルティーをしている。黒尾サンとか木兎サンとかがニヤニヤしてくるからあの人たち１回蹴られるとかすればいいのに←
………というか零さん……ずっと傍観者なわけ……？
あの人の僕らを見てる目がやりたいって感じと俺には出来ないっていう２つの感じというか雰囲気がしてて何か気になるんだよね……
したいならすればいいのに………って、僕は何を考えてるんだ…。確かに、ファンだから気にならなくはないけど、こんなに気にする必要なんてないデショ
……何でこんなに気にしてるんだろ……変な僕……
…？視線？？……って黒尾サンじゃん。僕が零さんを見てるのがバレた？？最っ悪！
「？？ツッキー？？どうかした！？」
「何でもない。うるさい山口」
「ゴメンツッキー！」
丁度山口に声をかけられたから思いっきり顔を背けた。
体育館の時間もあるから５時３０分には片づけも含めて全部終わった。
結局零さんは最後まで傍観者。でも自分ではしなかったけど的確すぎるほどのアドバイスをくれた。
元弟子組にはホントに容赦がなかった。フンッ、黒尾サンドンマイデス
それから零さんの家に戻ると夕食はもう出来ていて、６時……４０分位にはもう皆食べだしていた。
西谷さんとか黒尾サンとかが勝手に僕の量を増やして来てサイアクだった………
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琉翔(プロフ) - 読んで頂き有難う御座います！ゆっくりな気まぐれ更新な僕ですがこれからもよろしくお願いします！ こんな所にですが作者のセリフを書かせて頂きました！皆様もどうぞご自由にお書き頂ければ嬉しいです！ (2017年12月15日 22時) (
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作者名：琉翔 | 作成日時：2016年10月9日 22時
