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アポトーシス ページ11

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「翔くん。オレにもしものことがあっても悲しまないでね」


38歳になる瞬間をベッドの上、俺の腕の中で一つ年を重ねた潤が呟いた。
いや、また唐突にスゴイ事言い出したね、この人は──
まあ、もう慣れっこなんだけどさ。でもめでたい日に言うことじゃないでしょ。



「急に怖いこと言うなよ…オマエがいなくなっても生きては行けるだろうけど、生きてる気はしないだろうな。何、急にどうした」


「うーん、何だろう。今幸せだなって感じてたら、そう思った。1月の翔君の誕生日の時はさ、仕事で会わなくなったらどうなるんだろう…とか考えてたんだと思う。でも、たぶん気持ちが通じあってから今までで一番長い時間一緒にいて、もしこの幸せが終わる日が来てもいいかな、って」



背中から包んでいた身体が、腕の中でぐるんと反転してこちらに向き直る。
俺の顔を覗き込んだ大きな目は、涙を湛えているとかと思ったのに、予想に反していたずらっ子の様に笑っていて、キスをくれた。



「そんな話もできるほど、良い時間を一緒に過ごしてきたってことか」



そんな俺の呟きに、返事はなかったけど───
この天然さんは、俺たちの別れが「命の灯が消える時だ」って言ってる自覚はあるのかな?
思いもかけず永遠の愛を誓ってくれたオマエを、ひと時だって愛しそびれないように。




「お互い爺さんになって、ロウソクで穴だらけのケーキを食い切れなくなっても俺らは変わんないだろうし。まぁ順当にいけばチョットだけ俺が先に逝くことになるはずだけど…俺にもしものことがあっても悲しむなよ」


そう言って、もう一度抱き寄せた。

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はる(プロフ) - ゆりさん» ゆりさん、ようこそ(´∀`)潤を癒すのは、翔さんの役割でしょ!そうであって欲しいっ。でも翔さんはお世話は出来ないので、敢えて甘えてあげて潤が甘えやすい様にしてくれそう。翔さんの鉄壁シェルター(腕の中)で思いっきり甘えてて欲しいですよね♪ (2017年2月13日 20時) (レス) id: 7adced8095 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - うさこさん» うさこさん、コメントありがとうございます(´∀`)めったに目も合わさないくせに、互いの気配はちゃんと感じていてノールックで呼吸を合わせたりできるんですよね、あの二人ったら。こんな時間があるからかな、なんて考えたら楽しかったです! (2017年2月13日 20時) (レス) id: 7adced8095 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - こんにちは♪こちらにも出没するみっきーです。うん幸せでいいなぁ〜(^O^)/А構价目な攻撃に遭っちゃった潤ちゃんがこんな風に翔さんの穏やかで温かい愛でくるまれているといいな〜鬚△蠅とうございました (2017年2月9日 15時) (携帯から) (レス) id: 0f93279df7 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - はるさんこんばんわ( ´∀`)ほんわかしましたよ〜(*´∀`)言わなくても分かり合いたいという思い・・深い愛ですね。それが垣間見れる翔さんと潤くんだから応援したくなっちゃうんですよね〜なんて(笑)素敵なお話ありがとうございました (2017年2月6日 18時) (レス) id: 565fee9f6d (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - めんまさん» めんまさん、ありがとうございます(^^)潤は自分から「そばにいて」と言えないけど「そばにいてよ」と言われたら、相手が手放すまで寄り添い続けそうですよね。いつか手放されても傷つかないように自分の気持ちは見ないようにする。一度手放された時に覚えた術なのかも… (2016年5月26日 22時) (レス) id: 7adced8095 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作者ホームページ:uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2016年5月23日 0時

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