おまけ ページ14
告白後の善逸視点です
______
「えっえっ伊藤ちゃんそれでいいの!?ほんとに!?どこがいいのこんな野生児!!!!」
頭を下げてる伊藤ちゃんにそう言うと、
「うるせぇ!!!!!」
伊之助に殴られた。
「痛い!!!ほら、すぐ殴る!!!」
俺が半泣きになって喚いていると、
「そこも好きです!!」
と、伊藤ちゃんは親指をビシッと立てた。
あれ?もしかして伊藤ちゃんも変人だったりする????
「竈門くんも、紋逸先輩も、いろいろとありがとうございました」
俺と炭治郎に向かってまた深々と頭を下げる。
「いや俺善逸だからね!」
そう訂正すると、
「あっ……そうなんですね!」
もしかして、
「……え、待って、伊藤ちゃん俺のこと忘れてる??」
「…初対面じゃなかったですっけ」
忘れられてた!!!!酷い!!!なんか他人行儀過ぎるなと思ってたんだよね!!!!!泣きますよ俺!!!
「えぇええ!!!!嘘でしょ!!喋ったじゃん!!!!喋ったよ!!!!!ほら、六月のときにさ、伊之助が伊藤ちゃんの頭にカエル乗せてたときだよ!!!」
まだ思い出してくれない伊藤ちゃん。
「何してんだクソ猪!!って怒ったじゃんか俺!!覚えてない!?!?」
「あ!クソ猪先輩!!」
そう言って、ぱっと顔を明るくさせる。
「酷い覚えられ方だチクショウ!!!!善逸先輩って呼んでよ!!!」
「誰がクソ猪だ!!!!」
突然伊之助に脇腹を頭突かれた。
「痛い!!!いや時間差ぁ!!!!」
_________
伊之助と伊藤ちゃんは一緒に帰るそうで。
「羨ましい恨めしい…俺も女の子と付き合いたいよぉ……例えばそう、禰豆子ちゃんみたいな…」
ちら、と炭治郎を見て言うと、
「禰豆子はやらん!!」
ピシャリ、と言われた。
「大丈夫だ、善逸にもいつか素敵な人が現れるよ!日々誠実に生きていればな!」
「またジジイみたいなこと言い出したよコイツ……」
女の子と付き合いたい…仲良くなりたい……
俺は出てきた涙がこぼれないように、かの名曲を参考に、上を向いて歩いた。
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ろろも(プロフ) - ウリョーさん» ありがとうございます!嬉しいです!頑張ります!! (2019年8月23日 23時) (レス) id: e53fbd5c96 (このIDを非表示/違反報告)
ウリョー(プロフ) - 凄く好きです、応援してます! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 9c24eacb74 (このIDを非表示/違反報告)
ろろも(プロフ) - マヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月23日 0時) (レス) id: e53fbd5c96 (このIDを非表示/違反報告)
マヤ - 楽しみにしています!これからも頑張ってください!! (2019年8月21日 14時) (レス) id: 2037e6e45f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろろも | 作成日時:2019年8月21日 10時