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Ep.1 ページ3

「ちょと、Aさーん、テンション低ーい!」




もうすでに二時間近く並んでいる物販の列で、今か今かと待ってる由理に怒られる。




わたしのテンションが低い理由はただ一つ。


「わたし、ショッピングって聞かされてたんだけど?」

由理の嘘つき。

キッと由理を横目で睨む。


すると、それに気づいた由理はニヘッと笑って


「だって、今日のイベントすっごく楽しみにしてたんだもん。でも、1人って寂しーじゃん」


「だからって、なんでわたしなの⁈」


と、できるかぎりの小声で叫ぶ。




由理は超がつくほどのアニメヲタク。今日も、ショッピングと聞かされ出てきたら、最近由理のハマってるアニメのイベント会場に連れてこられた。


、、わたし、アニメヲタクじゃないんですけど。
あー、嫌だな。そもそも人ごみが嫌いなわたしを連れてくる?



「ごめん、由理。トイレ行ってくる。」


と、嘘をつく。すると由理は、


「はいはい。行ってらっしゃい。」



嘘がバレてるんだろう。由理は呆れてわたしにてを振る。




それを聞いたわたしは、長蛇の列をするりと抜けだし、ひと気の無いところまで下を向きながら向かう。









どん!






不意に知らない人の肩とわたしの肩がぶつかった。



その勢いで、後ろにひっくり返る。


「すみません!」


肩のぶつかった人が必死に謝ってくる。


「いえ、こっちも不注意だったので。ケガ、して無いですか?」



わたしが心配して声をかけると、みるみるその人の顔が赤くなって、、




あれ、やっぱりどっかケガしたかな⁈



「あの、もういいですよ、俺大丈夫なんで。」

「あ、はい。失礼します。」



その人にぺこりとお辞儀すると、わたしは足早に去っていった。









大切なものを落としてるとも知らずに…









*********************



申し訳ございません。




思いの外更新が遅くなりました…




マイペース更新ではございますが、これからも「好きだから。(kisyo taniyama)」をよろしくお願いします。

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設定タグ:声優 , , 谷山紀章   
作品ジャンル:恋愛
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のん - 紀章さん大好きなのですごく嬉しいです!これからも頑張ってください、応援してます(^-^)/ (2018年2月19日 0時) (レス) id: 49471a47b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:孤陽 | 作成日時:2018年2月13日 22時

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