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守るため ページ11

圭介のその言葉に、胸がギュッと痛くなった。もし私がもっと早くことの事態に気付いて動けていれば、圭介が一人で全てを片付けようだなんて思うことは無かったのかもしれない。どうして、あんなに仲の良かった千冬と圭介がこんなに悲しい会話をしなくてはならないのか。そう思うと自分の無力さにイラついて、無意識に握っていた手のひらに力が入っていく





「俺は、1番隊副隊長松野千冬…」




「場地さんを守るためにここにいる!!」




「どうしても行くって言うなら、俺も容赦しねぇぞ…!」





それでも引かない千冬は、再び圭介の前に立ちはだかって腕を広げる。その顔には彼の固い意志が滲んでいた




そんな彼に圭介は、「10秒やる」と千冬に告げた




その10秒の間に止められるなら止めて見せろ。そういうことなのだろうが、千冬は目を見開いたまま固まって動かない。きっと千冬には圭介は殴れない。




誰の事も敬ったりしなかった千冬が初めて着いて行きたいと思った人。それが圭介だったのだから、彼を守ると決めたその時から圭介を殴るなんて選択肢は千冬の中から消え去ったのだろう





「…2、1」




「…ゼロ」





10秒を数え切った圭介は、時間切れだというように千冬の横を通り過ぎていってしまった





「なーんかもうワケわかんねぇな」





立ち尽くしている千冬の代わりに圭介に突進していった武道君を見た三つ編みさんは、呆れたようにそう言った





三つ編みさんの言う通り、状況はもうゴチャゴチャだった。万次郎は未だ膝をついて下をむいて居て意識があるのかどうかもよく分からない。それを見て喧嘩の行末に興味がなくなったのか、何人かのギャラリーが後ろの門から出て行くのを横目で見た後、再び視線を戻した私は、視界の隅から何かが圭介達に向かって突き進んでいくのに気付いた




リンッと激しく鳴る鈴の音。それが一虎だと分かった瞬間、私はバレないように隠れていたことも忘れて立ち上がり大声を上げていた

擦り傷→←疑念



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設定タグ:東京リベンジャーズ , 逆ハー , 東京卍リベンジャーズ   
作品ジャンル:恋愛
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雪ん子(プロフ) - 続きもう無いんですか?💦めちゃくちゃ好きなので、もしよかったら続きを出していただけると幸いです! (8月12日 7時) (レス) @page36 id: fa924563b5 (このIDを非表示/違反報告)
アヤメ - Yun yunさん» すごく面白いです!逆ハー…夢主に対する皆の愛…大好きです!!もっとキャラ達と絡んでほしいです!救済も最高です!続きが気になります。更新応援してます! (2023年1月23日 2時) (レス) id: 2cc13cb731 (このIDを非表示/違反報告)
Yun yun(プロフ) - れなさん» 長く放置していたら完結したことになっていたみたいですね、申し訳ないです、、更新させていただきましたので、また楽しんでいただければ幸いです!(^^) (2022年11月27日 14時) (レス) id: 2f139ab8f2 (このIDを非表示/違反報告)
Yun yun(プロフ) - ttakedasaki0906さん» 長らくお待たせして申し訳ございません!作品更新しましたので、楽しんで頂ければ嬉しいです(^^) (2022年11月27日 14時) (レス) id: 2f139ab8f2 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく素敵な作品でとっても大好きです。作品終わりになってますけど、もしよければお時間ある時にでも更新していただけると嬉しいです!続きすごく楽しみにしてます!そしてできれば誰も死なない世界戦でありますように (2022年11月24日 5時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yun yun | 作成日時:2021年11月21日 13時

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