じゃんけん？ ページ5
「エマ…なんか話違くねぇか」
「ウチだってA姉とお祭り楽しみたいもん！！！」
「だからってくっつき過ぎだろーが！！」
現在、2人は私を挟んで喧嘩をしております。エマは私の腕に抱き着いて、堅は私の手を握ってお互いに言い合っている
ただてさえお祭りの会場は道が狭いのに3人で並んで歩いてるし、大声で喧嘩しているから注目の的。…本当に勘弁して下さい
「2人とも、めっちゃ目立ってるからヤメテ…」
むぎゅむぎゅと挟まれて疲労した私が力ない声で声をかけると、2人はハッとしたように私から離れた。やっぱりわたしがいるの忘れてたよね？
私達の後ろの方を歩いているヒナちゃんと武道君は楽しそうに2人で金魚掬いをしている。いいなぁ私ものんびりお祭り楽しみたかった
私がため息をつく後ろで、「「最初はグー！」」と何故か突然ジャンケンをする声が聞こえてくる
何事かと思い振り返ると絶望しているエマと勝ち誇った顔の堅が居た
「え、なに？」
「よーし俺が勝ったから俺が先なー」
「え、ちょっとどういう事？」
よく分からなくて事情を聞くと、エマも堅もやっぱり私と2人で周りたくなったという事でジャンケンに勝った方が先、負けた方が後というルールでエマが負けたらしい
なんか炭みたいになってるのはそのせいか…
「でも、私と堅が2人で回ってる間エマはどうするの？」
まさかヒナちゃん達と3人という訳にもいかないだろうし
「良いよ…ウチは1人で座ってるから…」
「…堅」
「…」
個人的には3人で回った方が楽しいと思うし、エマを1人にはしたく無いので堅にアイコンタクトを送る。すると意外とすんなり納得してくれたようで、落ち込んでるエマに近寄って行った
「おいエマ、3人で回るぞ」
「良いの！？やったー！！！」
「調子いい奴…」
灰になっていたのが嘘のように元気になったエマは再び腕に抱き着いてくる。それが可愛くて頭を撫でると、すぐに堅まで腕を組んできた
なんかこうしてみんなと一緒に過ごせるの、凄い幸せだなぁ
さっきみたいに喧嘩はしない。3人で楽しむ。この２つをルールに、私達はもう一度出店の通りに向かって行った
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Yun yun(プロフ) - ココ子さん» ココ子さんコメントありがとうございます！ゆっくりにはなってしまいますが更新頑張ります(*^_^*) (2021年10月29日 18時) (
レス) id: f365afeec8 (このIDを非表示/違反報告)
ココ子 - この作品読むの楽しみにしてるんで更新頑張ってください!!!!!!!! (2021年10月25日 0時) (レス) @page29 id: dc57592ff5 (このIDを非表示/違反報告)
Yun yun(プロフ) - 夜空さん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからもゆっくりではありますが更新続けていきたいと思いますのでよろしくお願い致します！ (2021年10月24日 18時) (レス) id: f365afeec8 (このIDを非表示/違反報告)
Yun yun(プロフ) - 紅華さん» コメントありがとうございます！更新サボってしまって申し訳ないです（ ; ; ）これからも頑張ります^_^ (2021年10月24日 18時) (レス) id: f365afeec8 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - yun yunさん続編おめでとうございます！この小説大好きです！これからも応援します！ (2021年10月14日 12時) (レス) @page17 id: df78dab7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yun yun | 作成日時：2021年9月27日 1時
