連れてこなきゃよかった ページ18
別にエマに手を出された覚えなんてないし、どっちかと言うとアンタ達の方が危ない気がするんだけど
「この前Aのほっぺにキスしようとしてたのによく言うよなー」
「はぁ!?そんなん女の子同士のスキンシップの内じゃん!」
ね!A姉!と同意を求めてくるエマに頷く。なんだ、2人はその事を言っていたのか
「そうだよ?ほっぺにちゅーくらいしょっちゅうしてるけど」
「「はぁぁ!?」」
2人が突然大声を出すので、私は思わず耳を塞いで顔を顰めた
「うるさいな…」
「いや!俺そんな何回も見たこと無いんだけど!?」
「まぁだいたい夜寝る前とかだからね」
おやすみのチューくらい女の子同士なら普通でしょ?と言えば、堅は信じられないという顔をして肩に掴みかかってくる
「お前らは外人かなんかか!?」
「これが女の子の特権ってヤツだよドラケン!悔しかったら2人も女の子になるんだね」
さっきまで怒っていたエマは、今度はニヤニヤしながら堅に包丁を向けている
危ないから料理をしている時に暴れるなっていつも言ってるのに…
「結菜、俺ともキスして」
「いや、なんで?」
言い合いを続けているエマと堅に呆れていると、万次郎が顔を近づけてくる。待って、どういう流れでキスする話になってるわけ?
「エマとしてるんなら、俺とも良いでしょ?」
心底不思議そうな顔をする彼に、もはやため息すら出ない
この男東卍の総長として皆の前に立つ時はあんなにカリスマ性に溢れてるのに、それ以外の時って別人じゃないかと疑うぐらいにポンコツだから困る
「万次郎は男の子じゃん」
「性別なんて関係ねーし」
「ダメ!!A姉はウチのだもん!」
「ちょっ、エマ!包丁持ったまま抱き着かないでよ危ない!!」
堅と言い合っていたはずのエマが当然タックルしてくるがその手には依然包丁が握られている
ねぇ、今ちょっとでもズレてたら貴方のA姉さん死んでましたよ?
「Aは俺のもんに決まってんだろ!!」
「いつAがお前のもんになったんだよ。あぁ?」
「もうどうでも良いからご飯食べようよ…」
あぁ、こんなことなら万次郎のこと無理矢理にでも堅の家に泊まらせるんだった…
もう遅いと気付いていながらも、数分前の自分を恨んだ
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Yun yun(プロフ) - 腐腐腐さん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張りますね!(^^) (2021年9月23日 22時) (レス) id: 81736f4f89 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです!続き楽しみに待ってます! (2021年9月23日 17時) (レス) @page48 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
Yun yun(プロフ) - snj78_さん» 変換し忘れていた部分があったみたいです。すみません(~_~;) 気付いた部分は直したのですが、他にも変換出来ていない部分がありましたらまたコメントして頂けると助かります! (2021年9月20日 22時) (レス) id: 81736f4f89 (このIDを非表示/違反報告)
Yun yun(プロフ) - クリスさん» コメントありがとうございます!その一言だけで一万文字は書けます…笑これからも頑張りますね! (2021年9月18日 22時) (レス) id: 81736f4f89 (このIDを非表示/違反報告)
クリス(プロフ) - 面白すぎます!続き楽しみにしてますね! (2021年9月18日 21時) (レス) id: 6dab28c1fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yun yun | 作成日時:2021年9月13日 16時