【第2章】愛してるって言われても困る。【東京卍リベンジャーズ】

佐野エマ ページ17

「あ、A姉お帰り！買い物任せちゃってごめんね」




「ただいまエマ。料理は進んでる?」





喧嘩を続ける2人もいつの間に仲直りしていたのか後半は大人しく着いてきたので帰りもそこまで遅くならずに済んだ






「うん！って、なんでマイキーとドラケンまで居るわけ？」

　



台所のドアを開けるとエプロンを身につけたエマが笑顔で迎えてくれるが、私の後ろにいつもの2人が居るのを確認すると、すぐにジトっとした目に変わる





「いや俺の家ここなんだけど」





「今日はドラケンの家に泊まるって言ってたじゃん」





「え、そうだったの？」





なんだ、そうならそうと言ってくれれば無理に連れて来なかったのに






「その予定だったんだけど、今日家にじいちゃん居ないの思い出したからやめたー」





「え？なんで？」




別におじいちゃんが居ないからといって堅の家に泊まらない理由にはならないのでは？





そう思ったが、堅までも首を縦に振るので私の頭にはハテナマークが浮かぶ





「2人っきりにしといたらエマがAになにするか分かんねーもんな」




「そーそー」




「はぁ！？ウチがA姉になんかするわけないじゃん！」




突然話の矛先を向けられたエマは、怒鳴りながらズカズカとリビングに入ってきて2人を睨みつける




そんなエマを見た堅と万次郎は、2人で顔を見合わせて白々しいよなぁと言い合っているけど、一体何のことだろう？

　

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