隠し事 ページ16
「まずお前ら初対面だろ?どう言う流れで話したんだよ」
不機嫌そうに聞いてくる堅にドキッとした
まさか彼が未来から来たなんて話この場でしたって信じてもらえるわけもないし、私がここで2人にそれを教えて未来が大きく変わってしまう可能性を考えて、隠すべきだと判断する
なので必死に頭をフル回転させて平然を装う
「いやー、怪我してる子が居るから心配して声かけたら、たまたま話に聞くタケミッチ君だったー、みたいな…」
「嘘つくの下手すぎだろお前…」
呆れを通り越して少し引き気味の堅を睨む。嘘が下手くそってことは考えようによっちゃあ長所でしょうが!
「A、俺に隠し事すんの?」
「もうなんでそんな2人とも怒ってるの?お腹空いてるんなら早く帰ろうよ」
「ちげーよ。…まぁ腹は減ってるけど」
「でしょ?別に武道君とは本当に何も無いから。早く帰ろ」
未だにふてくされている万次郎の手を握って歩き出せば、渋々というように付いてきた。後ろから「チョロすぎだろ」とか聞こえたのは無視しておく
「…俺に隠し事とかしたら許さないから」
握られた手に力が入れられて、私が万次郎を引っ張っていたのに、今度は彼が私の手を引く方になる。小さい時もよく色んな場所に手を引かれて連れて行かれたものだ。そんなことを思い出して、少し微笑ましい気持ちになった
「はいはい。堅もうちでご飯食べてく?」
「あー、邪魔するわ」
自転車を押しながら隣まで来た堅は、片手を自転車に、もう片方の手で私の空いている手を握ってくる。それに万次郎が怒り出して喧嘩になったので、めんどくさくなった私は走って2人を置いていった
1251人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yun yun(プロフ) - 腐腐腐さん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張りますね!(^^) (2021年9月23日 22時) (レス) id: 81736f4f89 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです!続き楽しみに待ってます! (2021年9月23日 17時) (レス) @page48 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
Yun yun(プロフ) - snj78_さん» 変換し忘れていた部分があったみたいです。すみません(~_~;) 気付いた部分は直したのですが、他にも変換出来ていない部分がありましたらまたコメントして頂けると助かります! (2021年9月20日 22時) (レス) id: 81736f4f89 (このIDを非表示/違反報告)
Yun yun(プロフ) - クリスさん» コメントありがとうございます!その一言だけで一万文字は書けます…笑これからも頑張りますね! (2021年9月18日 22時) (レス) id: 81736f4f89 (このIDを非表示/違反報告)
クリス(プロフ) - 面白すぎます!続き楽しみにしてますね! (2021年9月18日 21時) (レス) id: 6dab28c1fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Yun yun | 作成日時:2021年9月13日 16時