11歩目 ページ12
口籠る三日月。
正直に、素直に言えない人なのだろうか。
…いや、私が此処にいるからか？
…まぁ、ただ単にこの人は二人を心配している。
燭台切の言葉を否定しなかったし。
三人が会話を続けるのを見続けながら考える。
彼は何が言いたい？
何故私を睨んでくる？？
何故、私と二人を引き剥がそうとする？
一体何を恐れている？
.
────あぁ、そういうことか。
「…三日月様」
三日月「ｯ…」
睨んでくる相手に落ち着いて話す。
「貴方様は二人が傷付くことを恐れていますね？」
「「「！」」」
図星。
「自己紹介の前でわかる通り、
私とアイツは仲が悪いですからね、、
私と仲良くしてる二人をみたら…アイツは大変苛つき、
二人に酷い事をするでしょう。
それを心配し、恐れているのですよね？」
三日月「…」
否定しない、図星。
三日月の顔は苦しそうに歪められていて、
泣きそうな目をしている。
…あぁ、馬鹿で屑で最低な姉よ。
何故この刀達がお前ごときに縛られないといけない？
何故恐怖しなければいけない…？
私は今とてもお前が憎いよ。
折角人の身を持った刀達をこんなに苦しめて。
お前は一体何人傷付ければ気が済むのか。
────決めた。
「私、姉に審神者を辞めさせます」
「「「 !? 」」」
鶴丸「はっ！？ど、どういう…?!」
「…いえ、気にしないでください」
鶴丸「無茶な話だぞ！？」
反応する彼を華麗にスルーすれば三日月に目を向ける。
「約束しましょう、三日月宗近。
『私はアイツから二人を守る』。折らせはしない。
…そして、傲慢なのかもしれないけれど、私は、
貴方の事も、守りたい」
「「「 !! 」」」
「信用出来ないのならしなくていい。
悲しいけれど、私も無理には求めない。
けれど、どうか、アイツを此処から追い出す為に、
力を貸してほしい」
三日月の浮かぶ瞳に目を合わせる。
驚いている彼の目は大きく見開かれていてよく見える。
戸惑っていたのだろう。相手は硬直していた。
がしかし、暫くすれば口許を袖で隠しやんわりと微笑みながら彼は言った。
「───あいわかった。皆の為にも力を貸そう。
約束は守れよ？主」
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ルーク(プロフ) - 更新されるの楽しみにしてますね！ (2018年4月10日 10時) (
レス) id: e924ffbebc (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - 刀剣乱舞昨日始めた始めたばっかりなんですが三日月宗近が２振来たんですが運が良いんですかね？ (2018年4月10日 10時) (レス) id: e924ffbebc (このIDを非表示/違反報告)
日影(プロフ) - これからもこの作品楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年1月3日 17時) (レス) id: 314761d269 (このIDを非表示/違反報告)
日影(プロフ) - 初太刀鶴さんって凄いですね！私は刀剣乱舞運営開始日からやっていて、初太刀は鶯丸です(｀･ω･´)ドヤァ←三日月は鶯丸の次に来ました！私も初大太刀は蛍ちゃんです！私はあと、千子村正のみ来てくれれば刀剣全員揃うんですけどね…頑張りましょう！ (2018年1月3日 17時) (レス) id: 314761d269 (このIDを非表示/違反報告)
夕暮ノ穹 - 最高に面白い小説見つけました(θωθ)これからの展開を楽しみにしてます!! (2017年9月24日 20時) (レス) id: 47db33e843 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅夜 | 作成日時：2017年9月4日 3時
