◆*22 ページ2
.
.
.
.
今回の『 翔ちゃんとゴジラと三角関係事件』は
実は俺が蒔いた種だ
.
.
始まりは三日前
つまりニノがへこたれていた日
.
.
.
.
翔「ねぇ…智君」
.
怨めしやとでも言いそうな顔で俺の肩を叩いた
.
ちょっとコーヒー牛乳が鼻から出たのはここだけの話
.
.
智「え、おはよ。どしたの」
翔「最近落ち着いたと思ってたら、津田ナルミが妙に俺を見ている
今日なんかプリントを持って目だけこっちを見てた・・・」
.
.
『ゴジ・・・、げふん津田さん、』
『な〜に？智君』
『噂で聞いたんだけど・・・なんか真田が津田さんの事好きなんだって』
.
確かに
ゴジラが恥じ、顔をキャッと覆う所を見た
ついでに
『俺もそれ聞いた』とニノが証拠づけをした
.
不確定事項でも、信憑性のある噂になったはずだ
.
.
ではなぜだ？
.
前を通った真田を捕まえて
どういう事だ、と問い詰めた
.
.
真「俺はアイツ嫌いだ
申し訳ないと思ったが櫻井を使ってしまった。すまん」
.
ご丁寧にお辞儀までして
スタスタと教室に戻っていく真田を口を開けて見ていた
.
.
ちなみにこの２人は
お互いにやったことを知らない
( 知らない方がいい、うん)
.
.
なんていうことだ！
これでは話が最初まで早送りされただけだ！
.
.
.
智「翔ちゃん」
翔「…はい」
智「Aに告るのだ」
.
目をまん丸く見開いた後
千切れんじゃねぇかってくらいの勢いで首を横に振った
.
.
翔「むっ無理無理///！ニノに抹殺される！」
智「お前！このまま勘違いされて噂でもたったらどうすんだ」
翔「…なんとかする」
智「ならねぇ！いいから行けヘタレ撫で肩！」
.
.
ということで
暴言を吐きながら翔ちゃんを投下したのは俺だ
.
しかし、即興と言えなかなか良かったぞ
.
.
この際
般若のようにワナワナするゴジラなどフルシカトだ
.
.
.
.
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚木 | 作成日時：2013年7月3日 21時
