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楽しかった休みも、あっという間に終わりへと向かう。
あとはもう寝るだけで、起きたらまた仕事が始まる。
名残惜しくて、なかなか寝付けずにいる私に気付いて、抱きしめていた腕を緩め、頭を撫でてくれた。
｢どうした？眠れないのか？｣
｢ううん、そうじゃなくて、眠いんだけど…寝たくないの。だって、寝たら休みが終わっちゃう。｣
｢随分と可愛らしい悩みだな。寝たくないのなら、もう少し話でもしようか。｣
お嬢の願いはなるべく叶えてやりたいからと微笑むイゾウは、髪を下ろしているせいか、いつにも増して色っぽい。
そんな彼にありがとう、とお礼を告げ、なんて事ない会話をしていた。
｢イゾウの声、好きだなぁ。｣
｢そりゃあ嬉しいねェ。おれもお嬢の声は好きだ。透き通った綺麗な声をしてる。｣
｢ふふ、ありがとう。…ふぁぁ。｣
｢眠いか？｣
｢ん、でもまだ…寝たくない、の。｣
重くなっていく瞼をなんとか開けて、イゾウを見つめる。
イゾウの目が私を移して、少し下へと視線が動いた。
あ、キスされる。
そう思ったら、自然と目を閉じていた。
ゆっくりと唇が重なり、ゆっくりと離れていく。
でも、唇が触れそうな距離で止まって、至近距離で見つめられて恥ずかしくなってくる。
｢なァ…マリー。｣
イゾウが口を動かす度に、唇が触れる。
恥ずかしいけど、なぜだか目が離せなかった。
｢そろそろおれの部屋に来ないか？｣
｢…え？｣
｢マリーがまだマルコといたいならそれでいい。でもお嬢が望んでくれるなら、同室にしたい。…おれは、出来るだけお嬢と一緒にいたいと思ってる。｣
隊が違えば休みも違う。
仕事をしていても、顔を合わせる機会もあまりない。
だからこそ、休みの日は貴重な機会だったし、今も出来るだけ会える時間は作っていたけれど。
今までは、私の恥ずかしさが勝ってしまい、ずっとマルコと同じ部屋で暮らしてた。
でも、今は違う。
｢私も、少しでもイゾウと一緒にいたい。…イゾウと一緒が、いい。｣
しっかりと目を見て言えば、ふわりと笑った。
嬉しそうな顔…。
もっと早く、勇気を出せば良かった。
｢ありがとう。明日、一緒にマルコに頼みに行こう。｣
｢うん。私こそありがとう。待たせて、ごめんね。｣
｢いや、いいさ。…楽しみだ。｣
｢ふふっ、私も。｣
どちらからともなく口付け、少しずつ深くなっていくキス。
何度か繰り返してから、抱きしめ合って眠った。
｢おやすみ、マリー。｣
｢おやすみ、イゾウ。｣
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 一緒にイゾウ沼にずぶずぶになりましょう！！！(助ける気なし) (2020年11月27日 21時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - イゾウ様がとにかく最高すぎてムフムフニヤニヤデレデレが止まらないです(もはや変態。助けて下され。) (2020年11月26日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» ワンピはイケオジたくさんいますよね！んーー、ちょっと構想練ってみましたけど、思いつきません笑短編集でなら書けそう...？ (2020年11月15日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - レイリーさん、やっぱり最高すぎる笑笑なにあの、紳士！いけおじ！紳士の塊！ほんと最高かって。ルイさん、レイさんオチの小説書いてくれません笑？それか同じイケオジなら、ベンさんでもいいかもっ！どちらも小説ないですから汗 (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！双子はお互い恋愛は自由だと思いつつ、目に付いてしまうとお互いに嫉妬心出ます笑 (2020年11月8日 21時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月30日 20時
