好きとはなんでしょう？ KZ恋愛日記

ハイビスカス ページ5

若武に告白されてから一時間後。

無事家に着いた私は遅めの夕食をとってお風呂に入ることにした。
夏でもシャワーだけじゃなくお風呂も入る我が家。だから入浴剤を選ぶ時が私の至福の時間なんだ。
今日は、そうだな…

ハイビスカスにしようかな？
綺麗な赤い色をしているハイビスカスは若武を思い立たせる。
わ、何赤くなってるの私！

そうだ！みんなを花に置き変えたらどうなるかな？
若武はハイビスカスでしょ。
黒木くんは、ミント…？ミントって花なのかな。

小塚くんはひまわり！笑顔がそっくりじゃない？

翼は白百合。高嶺の花って感じ？

忍はラベンダーでしょ。

上杉くんは…
その瞬間なぜか胸がズキっとする。
？
なんだろ…
「彩、早く入りなさーい」
わ、やば！
風邪ひいちゃうよー。

☆☆☆☆☆

お風呂からも出て自分の部屋に帰ってきた私は予習や復習のために秀明用のバッグを開いた。

高校生となって勉強がもっと難しくなった今となってはさすがの黒木くんも勉強するようになったぐらい予習復習は大事。
小中学校の時みたいにいちいち復習とか先生もしないし、ね。

今日は、っと。
今日の勉強スケジュールを計画するためにスマホを開く。

あ、スマホも買ってもらったよ。
今すごく通信料とか安いでしょ？
だからママがそれならいいよって許してくれたんだ。

その代わりゲームアプリとかは入れちゃダメってことになってる。
持ち始めて一ヶ月。
慣れてきたかな？

電源を起動させると若武からメールが来ていた。
なんだろ。

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