ミルクティー ページ37
それからしばらく経って、アーヤが泣き止んでから俺たちは別れた。
ま、俺と若武は帰る方向が一緒だったから途中まで一緒なんだけどね。
で、夜遅くだったし、アーヤ1人で帰らせるのは心配だったんだけど…
「1人で帰れるもんっ!」
ってちょっと怒ったように言われたらそりゃ送るわけにも行かなくなって今に至るわけ。
今は俺と若武が無言で2人で並んで歩くっていうちょっと変な光景がくりひろげられてる。
はあ…
なんか人間って嫌なことがあるとすぐ心がおしゃべりになるよね。
変に明るいし。
それにしても…意外だったな。
アーヤの彼氏が若武だったなんて。
でも。
なんでフったんだろ。
俺のアドバイスのこともあってかな。
でもこの前はそんなそぶり全くなかったのに。
んん…ちょっと謎。
そんなことを考えていると。
「おい、美門。」
若武が俺を急に呼んだ。
…なんだろ。
「なに?」
「この後…時間あるか?」
☆
やってきたのは近くの自販機。
残り少ない所持金の一部を自販機にいれて飲み物を買う。
若武はストレートティー。
おれはミルクティーを買った。
寒いし、あったかいのがいいじゃん?
それから2人で近くのベンチに座る。
ここまで2人とも無言。
ま、そりゃ話す気も失せるよね…
やることもないからミルクティーを一口飲む。
濃厚の甘さと香りや温かさが俺の体内を駆け巡る。
はあ…美味しい。
甘いものって…すごい。
ちょっと体と心が軽くなった気がした。
慰めてくれてるみたい。
…ありがと、ミルクティー。
すると。
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心結 - 私、上彩大好きなので、このお話とっても面白かったです‼上杉君と彩ちゃんが聴いていた曲の原曲を教えてください‼本当に面白かったです‼これからも面白いお話を書いてください‼ (2022年3月20日 19時) (レス) @page17 id: 8499dda6bc (このIDを非表示/違反報告)
上杉奏(プロフ) - 夢月さん» あれは私がなんか勝手に作ったものです〜wこんな感じの歌あったらいーなー的な感じでw あ、あとこの話も読んでくださってありがとうございます!コメント嬉しいです〜! (2018年8月15日 22時) (レス) id: 7c3b5f2f13 (このIDを非表示/違反報告)
夢月 - 曲で出てくる,自分の意思わからないままただ流されてって何の曲の歌詞ですか? (2018年8月15日 20時) (レス) id: 67f263e71b (このIDを非表示/違反報告)
上杉奏(プロフ) - 杏梨さん» ありがとうございます!不定期ですが頑張ります♪ (2018年1月22日 21時) (レス) id: adb9575f48 (このIDを非表示/違反報告)
杏梨 - 更新楽しみにしています!! (2018年1月22日 19時) (レス) id: e98c97ccbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:上杉奏 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aishou_kz
作成日時:2017年8月16日 22時