余命5年の少女と学園の王子様。【黄】2

Story 55 ページ8

Aside




雫「こんにっちわぁー!!!」



そう言いながら生徒会室に入る雫。



悠里「こんにちは〜」




莉「あははっ、雫ちゃんは元気だねw」



資料を運びながらそう返事をする莉犬君。





『…生徒会室って意外と綺麗……』




生徒会室は思ってたより広くて、



すっごく綺麗。




る「ぁっ、Aちゃん！！」




私に気付いたるぅちゃんは



手を振りながら近づいてくる




『…あれ？ころんく……ころちゃんは…』



生徒会室に入った時に居たのは



るぅちゃんと莉犬君だけ、


ころちゃんが居ない。




る「…あぁ、ころちゃんなら準備が遅いのでおいてきました」



呆れたように言う彼。



私は「そーなんですかw」



なんて、笑いながら席に座る。






こ「あぁあ"面倒くさ……ってAちゃんっ！！！」




ちょうどその時、


ころちゃんが愚痴を漏らしながら生徒会室に入ってきた



『…ぁ、ころちゃん、こんにち＿＿』

さ「やっほー」



「こんにちは」と挨拶する前に


右耳のすぐ近くから声が聞こえた



『…ぅわぁっ………ぇ…?さとみ…さん…』




さ「気付かなかった？」



びっくりして横を見るとそこには



さとみさんが。




「…気付かなかったです……」なんて返事をすると



ずいっと顔を近付けて


「そっか笑」とか言いながら笑ってる彼。






距離、近すぎませんか…?

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