余命5年の少女と学園の王子様。【黄】2

Story 61 ページ14

Aside




『…っ！…るぅちゃん……?』




庭のほうから聞こえてきた声の主はなんとるぅちゃん。


る「やっぱAちゃんだ…!!」



この前さとみさんがるぅちゃん達の家はここらへんって言ってたけど



ほんとにここだったんだ…




『さっきぶり…?ですね……るぅちゃん、ギター弾けるですかっ？』



る「ふふっ、ですね。はい、僕音楽が好きで……一応作詞作曲とかも…さっきの曲も僕が」



『……!?!?』




ぇ、まってるぅちゃん作詞作曲できるの…!?



ギター弾けるだけでも凄いけど


さらに作詞作曲もできるんだ……




『っ、ぇ、めっちゃ凄いじゃないですか！作詞作曲…!!…私ｯ、さっきの曲好みです…!』



さっきの曲に歌詞はついてるのかな…?


バラード系の曲だったけど…



る「ほんと…?嬉しいです！この曲、初めて人に聞かせたな…」


嬉しそうに微笑むるぅちゃん




この笑顔、やっぱりすきです…



『ふふっ。…ぁ、そろそろ帰らなきゃ……』




空はもうオレンジ色に染まりかけている



お母さんが帰ってくるのはもう少し後だけど…




る「ぁ、そっか。じゃぁね、また明日！！」





『はいっ！また明日…!!』


両手で手を振ってくれた彼に、



手を振って私は家に帰った。






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あだ名で呼んでるのに敬語って変な感じだぁ…(?)

やっぱり推し様の笑顔って国宝級ですよね(

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