【HQ‼︎】コート上の王様は私にとっての王子様【影山飛雄】

｡.✽･21.恋衣（及川side ページ22

『やっぱり、好きだ。飛雄のことを忘れるために使ってもいい。こんな…告白嫌だよな。かっこ悪いと思う。でも、俺はAちゃんと付き合いたい』





気づいたらいつの間にかクソダサい告白してて、



いつの間にかOKされていた。









気づかないと思う？


俺は飛雄くらい君のこと大好きで愛してるんだよ？

それだけは負けないんだよ。




だから、嫌でもわかる。

表裏一体。君の思い込みであることを。






でも…俺はどこかでそれでもいいから俺を見てほしいと願っている。


こんなん絶対負けるヤツのセリフだな笑

自分で言っときながら笑ってしまう。





「徹くん！お疲れ様っ！」


まぁ、、、この笑顔を今は俺のものだし。





いつかは思い込みじゃなくしてみせるよ。

「ありがとう、」


そう言ってAの頭を撫でる俺を不思議そうに見るメガネのっぽくん。




気づいてるよね〜…君の頭と勘の鋭さじゃあさ。




でもさー…

俺がいいって言ってるんだよ？




飛雄をずっと見ていても。
飛雄をまた探していても。
飛雄をまだ求めていても。
飛雄を忘れずにいても。





好きなんだ。







それでも。


欲しいものは運を頼ってでも欲しい、





恋愛でそう思ってしまうのは悪いこと？







確かに、悪くないとは言いきれない。


でも、さ。









みんな心の奥深くではこういう本音が埋まってる、だろ

｡.✽･22.絶対→←｡.✽･20.表裏（月島side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す