今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:72,431 hit
小｜中｜大
27 ページ27
・
ci「A〜」
私は名前呼ばれチーノくんに目線を向けると、携帯を構えていてシャッター音が切られた。
「折角だから、チーノくんも一緒に撮ろうよ」
私は自分の携帯をコートのポケットから取り出して、インカメラを向けてシャッターボタンを押した。
綺麗なクリスマスツリーやイルミネーションを背景にして私達二人が写真に収まったので、すぐにチーノくんに写真を送った。
ci「…この写真、
「大袈裟すぎだよ」と言いながら私は苦笑する。
ci「大袈裟なんかじゃないで。俺は最初から本気やで」
「チーノくん？」
私がチーノくんに問い掛けるように返事をすると、チーノくんはぽつりぽつりと話し始めた。
ci「俺、前に結婚式でAのことが好きになったって言ったやん？」
「うん」
ci「やっぱり今日一緒におって、Aがもっと好きになった」
ci「A、俺と付き合って欲しいんや」
「…本当に私なんかで良いの？」
「Aなんかなんて言わんといてや！Aがええんや…！」
もう駄目だ。
私に真っ直ぐ向き合ってくれるチーノくんにこれ以上、私は嘘はつけない。
「…ねえ、チーノくん。私のこと昔に振ったの覚えてる？」
私とチーノくんの間で、時が止まったような気がした。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 947人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
