進撃のマフィア.【進撃の巨人】 (ページ8)

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男「おい！Aが脱走したぞ！」

男「どうやって出たんだ！！」

「ハァ・・・ハァ！」

突っ切るといっても、距離が長すぎる。

すぐに見つかってしまったし、敵との見分けもつかないくらい戦闘が激しく入り混じっている。

・・・見分けはつかなくていいのか

もう、全員敵なんだ。

ここを乗り越えなきゃ、

また同じことの繰り返しなんだ。

敵「おい嬢ちゃん、そんな格好してどうしたんだい？」

前方に一人、ニヤついた男が一人。

ウルフではなくcuoreか、

でも、関係ない！！！

敵「んー？もしかしてあれか？

ウルフに捕まっちまった女って、お...＿＿パンッ‼

「？！」

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『おいおいA～』

倒れた男の背後から見える姿に目を見開く。

『勝手に逃げだすなんて信じられねえよぉ』

体を這うような低くドスの聞いた声。

いつだって私を追い詰めてきた聞き慣れた声。

ウルファ『俺ぁ悲しくて泣いちまいそうだ』

「・・・首領(ウルファ)、？」

・・どうして、

ウルファが戦闘に出たことは一度もなかったのに！

どうして！！！

ウルファ「何で俺がいるのかって顔してんなぁ」

「・・・」

ウルファ「cuoreが来るのは予想外だったが・・

ククッ、これを機に、お前が抜け出すのは想定内だった」

ヘラヘラしながら銃をひと舐めして私を見る。

何を考えているのか分からないのがウルファ。

頭が良くて、首領としては申し分ないくらいだ。

だから今回は自ら戦闘に・・・！

ウルファ「裏切り者がいるんだろう？

メガネとでも言っておくかぁ」

「・・・！、、予想できたなら何故」

ウルファ「あいつが行ったら、お前は無力だ。

今のお前なんて簡単に捕まえられるわけよぉ」

.

どうすればいい

今の私じゃウルファに勝てるわけがない。

どうすれば・・・

ウルファ「さぁ帰ろうか、Aちゃん♪」

ゆっくり、一歩ずつ近づいて来る。

恐怖が全身を包み息もできなくなりそう。

でも

やらなきゃいけないんだ

.

ウルファ「ほう」

ウルファ「それは

首領の俺に対する裏切りってことだよな？」

目の前にいるウルファに銃を向けた。