気のせい ページ9
Aside
１週間ぐらいずっと忙しい毎日を送ってて
荷解きと部屋の整理がやっとひと段落ついたと思ったら
また月曜日がやってきて。
そんな怒涛の日々が過ぎていたある日
激務を終えて帰宅途中に寄ったコンビニで
向かいの部屋のお兄さんと遭遇。
玲於「冷えますねー」
どうしよう、今
一緒にマンションまで帰ってる。
「お兄さんのダウン、あったかそうですね」
玲於「これほんと優秀。北海道でも余裕でした」
「私なんて着込んで雪だるまみたいなのに、お兄さんおしゃれですごい」
きてる服全部高いやつだし。
こんなおしゃれな人と並んで歩くなら
もっと綺麗なコート着てくればよかった。
玲於「そのお兄さん呼び、なかなかウケます」
「え、だって年上かなって」
玲於「いくつか聞いてもいいっすか」
「26です」
玲於「お、年上の読み当たってますね」
俺は28になりましたって言う彼。
2個上か‥
玲於「‥‥佐野です」
「？」
玲於「いや、名乗ってなかったなって」
「‥‥佐野さん」
佐野さん、かあ
クールでかっこよくて、おしゃれで
ちょっと怖いけどやさしい
アイスが好きな向かいの部屋のお兄さんの名前。
心の中で彼の名前を呼ぶ
玲於「下の名前は？」
「A、です」
玲於「Aちゃんね」
うわ、なんか恥ずかしい
そして敬語が無くなった。
私が年下ってわかったから。
なんだか途端に隣にいる佐野さんとの距離を意識してしまって
少し距離を取る。
玲於「てか、26なのにあの部屋ってなかなかすごいね」
「あ、実はあれ叔母さんが買った部屋で」
住むことになった経緯を話すと、なにそれすげえって感心してて。
私からしてみればふたつしか変わらないのに
自力で家賃払えてる佐野さんがなかなかすごいのだけれど。
「だから全然身の丈に合ってなくて。まだ慣れないです」
玲於「なーんだ、てっきり芸能とかインフルエンサーかと」
「ただの会社員です」
玲於「ただの会社員にしておくのもったいねえ〜」
そうケラケラ笑って車道側を歩く彼が
少し私の方に近づいて距離を寄せたのは
多分、気のせい。
・
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あすか(プロフ) - 私はGENE隼くん推しなので隼もっと頑張れ〜て思いながら玲於くんにキュンキュンしてます笑笑 (2月7日 1時) (
レス) id: 9548bf3dbb (このIDを非表示/違反報告)
Room108(プロフ) - ごんごんさん» 記念すべき初コメントありがとうございます。これからどうなっていくのか‥楽しみにしていてください！^ ^ (2月5日 17時) (レス) id: 784322fd7f (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - 初コメ失礼します！今日初めて読み始めてもう一気読みしちゃいました笑まさか隼くんと玲於くんのお相手一緒だとは！もう話の展開気になりすぎます笑楽しみに待っています！ (2月3日 23時) (レス) @page28 id: 6808294a30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Room108 | 作成日時：2024年1月23日 21時
