一択だよ ページ40
玲於side
玲於「まっっじで美味い、天才」
「よかったあ〜」
お邪魔しますって部屋入ると
ダイニングテーブルはもう既に食事のセッティングがされていて
座っててくださいって言われるがまま
大人しくしてたらすぐ運ばれてきたハンバーグ。
もうマジで、贔屓目無しに美味くて驚く
玲於「仕事終わりなのにありがとう」
「とんでもないです。何作ろうかなってワクワクしながら仕事してたらあっという間でしたもん」
嬉しそうに俺のことを見る
玲於「俺もAちゃん待ってるって思ったら気合い入った」
「またそんなこと言って」
玲於「これガチなやつね」
「‥‥うれしいです」
あ、照れた
照れてんの誤魔化すかのようにハンバーグひと口食べて
また口にソースつけてる。
玲於「ねえそれ必殺技か何か？」
「え、なにがですか？」
しっかりしてるように見えて少し抜けてる
…ずるいなほんと
玲於「目瞑って」
「え？」
玲於「いーから」
不思議そうに目瞑った彼女
テーブルから身を乗り出して、また指で取ってあげる
玲於「はいオッケー」
「‥‥もう、言ってくれればいいのに」
玲於「なんで顔赤いんすか」
「恥ずかしいんです」
玲於「恥ずかしがってんの可愛いっすね」
「なんなんですかその可愛いって」
なんかわかんねーけど
この子、俺が可愛いって言うとちょっと怒る。
素直に受け入れていいのに
玲於「可愛い人に可愛いって言ったらダメなの？」
「それはダメじゃないけど‥」
‥‥けど？
困った顔する彼女
その心の内を、覗きたくて仕方ない。
「‥女の子は、そんなこと言われると期待しちゃいます」
玲於「期待？」
「‥‥私は大丈夫だけど、他の子はきっと佐野さんに期待しちゃいますよ」
あー、理解した
色んな子に言ってるって思われてるな、俺
Aちゃんにだけなのに
こんなこと思うのも、言うのも
玲於「なんで大丈夫なの」
「え？」
玲於「してよ、期待」
距離を縮めたい
もっと知りたいのに
いる世界の違う君に自分から手を伸ばす勇気が、まだなかった
知名度とか稼ぎとかそういうの関係無しに
ただ普通の人として接してくれる彼女が心地良かったから。
でも
もしAちゃんから求めてくれるなら
俺は、応える一択だよ。
・
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あすか(プロフ) - 私はGENE隼くん推しなので隼もっと頑張れ〜て思いながら玲於くんにキュンキュンしてます笑笑 (2月7日 1時) (
レス) id: 9548bf3dbb (このIDを非表示/違反報告)
Room108(プロフ) - ごんごんさん» 記念すべき初コメントありがとうございます。これからどうなっていくのか‥楽しみにしていてください！^ ^ (2月5日 17時) (レス) id: 784322fd7f (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - 初コメ失礼します！今日初めて読み始めてもう一気読みしちゃいました笑まさか隼くんと玲於くんのお相手一緒だとは！もう話の展開気になりすぎます笑楽しみに待っています！ (2月3日 23時) (レス) @page28 id: 6808294a30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Room108 | 作成日時：2024年1月23日 21時
