episode14 ページ16
『………あ……ああ…あああ…!
あの人…向井…ユウマ…もとい…柏木…アタル…』
こんな所でこんなタイミングで会うなんて本当に運が悪かった。
『(でも…近くで見てみたい…外に出たら見てみよう…)』
____________
外
『(ガヤガヤしてる…)』
あまり人には慣れてないのでフードを深く被る。
『(あ…見つけた…)』
私は向井ユウマの元へ走っていった。
が、人気者過ぎてとても近付ける様な様子ではなかった。
『(………しょうがない運が悪いのはいつもの事だし…明日のゲームの場所はここから離れてるし…)』
大人しく戻る事にした。
『…また…会おうね…向井ユウマ』ボソッ
すれ違いざまにそう呟いた。
ユウマ「……?(…あの子……なんだ…?何か…)」
あやめ「向井!明日まで時間あるし色んな所まわりましょ!」
ユウマ「え!?あやめちゃん!?」
__________
『(結局最初のエリアに戻って来たけど…)』
こより「あっ!!あの…えと…居ましたです!Aさん」
アタル「!A!?どこ行ってたの!すごい探したんだけど!」
『あはは…私ごときが二人にお手数かけちゃってごめんね』
こより「そんな事ないです…!はい…!」
アタル「良かった…見つかって…」
ぎゅ…
『………アタル君?』
久しぶりに…母親以外に抱きしめられたのは初めてだった。
こより「わ、わああ!!//ボクも…いいですか!」
『…え、うん…』
こよりちゃんにまでハグされた。
『あはは…悪い気はしないかな…所で話したい事があって…』
アタル「ああ!!ごめん!///」
『二人は…第2ゲームの様子はどうだったの?』
こより「ボク達…は…RTゲームというのをしました」
アタル「僕惨敗だったよ…あはは…」
『…(聞くところによると…私がやったリア生ゲームとは違うんだね…
アタル君達の方は安全性は高いけどお金を集めにくい…
私の方は安全性は低いけどお金は集めやすい…
部屋のベース事にやるゲームの内容は違う…)』
こより「その…明日まで時間ありますしどこかまわりませんか…?ボク…お腹空いてきました…」
アタル「そうだね!行こっかAも行こうよ」
『え…?うん…』
アタル「よし!これで逃げられないね!探索しようか」
こより「ボクも…Aさんを離しません…!」
両側から手を握られた。
『逃げるなんてそんな…人聞きの悪い…』
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作者名:OGー© | 作成日時:2018年3月27日 18時