vs弟1 ページ4
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「ただいまー」
「おじゃましまーす」
家のリビングでゴロゴロしながらゲームをしていたら、今日一日家にいなかった樹と何故かAが一緒に帰ってきた。
「「あ、昌磨いた。ただいまー」」
リビングにいた俺を見るなり、二人で声を揃えてもう一回ただいまと言った。
「お土産あるよ」と、ソファの前にあるテーブルの上にフルーツのいっぱい乗ったタルトを出した。
「ミルクティー飲む?淹れよっか?樹くんもミルクティーでいい?」
パタパタと勝手知ったるキッチンへ行くA。
樹も「うん。お願い」なんて普通に頼んでるし。
まぁ、Aの淹れたミルクティーは、おいしいけど。
少しして「はいどうぞー」とAの淹れてくれたミルクティーと小皿に乗ったタルトとフォークがテーブルに3つ並べられる。
早く食べよ、と果物と甘い物が大好きなAがソワソワしている。
「今日、二人で何してたの?」
食べながら、二人に聞く。
食べてる間も、なんか二人で楽しそうに話してるし。
樹は樹で「Aちゃん苺いる?」とか言ってるし、AはAで「いいの?」とかめっちゃ嬉しそうに貰ってるし。
しかも、わざわざあーんとかしてもらう必要ある?苺くらい、欲しいなら俺だってあげるのに。
樹からもらった苺を飲み込んだAが口を開く。
「んーと、一緒に映画見に行って、一緒にご飯食べて、あと買いたい物あったから、ついでにいっくんに付き合ってもらった」
「なにそれ、聞いてないんだけど」
「だって、三人で映画行こうよって誘っても、どうせ昌磨行かないって言うし、朝一回家寄ったけど昌磨寝てたし」
ね?とAに同意を求められた樹がちょっと困った顔で笑っていた。
タルトとミルクティーを食べ終わると、Aを部屋行こうよって誘った。
「え、なんで?ここでいいじゃん。いっくんもいるし。ね?」
何故か樹に同意を求める。
なんだよ、一日中、樹と一緒にいたくせに……。
「いいよ。Aちゃん、昌磨と部屋行きなよ。俺も勉強あるし」
じゃね、Aちゃん昌磨とゆっくりしていって、と先に部屋に戻って行った。
「いっくんも大変だね。お皿洗うから、ちょっと待っててよ。そしたら昌磨の部屋行こう」
使った皿を洗ってくれるのをソファでゲームをしながら待って、部屋に行く。
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えん(プロフ) - いちごみるくさん» いつも読んで下さってありがとうございます。なかなか更新できず申し訳ないです。のんびりですが、また更新しますので、また読んでいただけると嬉しいです! (2019年4月2日 22時) (レス) id: 45961fa903 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - いつも見てます!いつもキュンキュンしてます!更新楽しみに、してます (2019年4月2日 9時) (レス) id: 2343d39908 (このIDを非表示/違反報告)
いあ(プロフ) - 蒼華さん» コメントありがとうございます!お返事遅くなって本当にごめんなさい(>_<)今、一つお話を書いているところなので、もう少しでこちらにもアップできると思うので、宜しければまた読んでもらえると嬉しいです! (2018年12月12日 23時) (レス) id: 3bc74a413c (このIDを非表示/違反報告)
蒼華 - とてもキュンキュンします!更新待ってます! (2018年11月7日 19時) (レス) id: e6c6cb75be (このIDを非表示/違反報告)
蒼華 - とてもキュンキュンします!更新待ってます! (2018年11月7日 19時) (レス) id: e6c6cb75be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いあ | 作成日時:2018年5月1日 22時