★デート ページ7
さっきよりも大分暗い場所に出た。
「ここ、真っ暗で怖いな…」
私がボソッと呟くと、
「怖いか?俺様に任せろ!」
Sansはかがみ込んで何かに触った。すると、周りが一気に明るくなった。
「すごい…!キノコが光ってる!」
「綺麗だろ?」
光るキノコの存在は知っていたが、やはり生で見ると感動が違う。私はコクコクとうなづく。
壁や天井に埋め込まれたきらめく石たちに囲まれて、満天の星空の下を歩いてる気分。ロマンチックだなぁ…
「俺様、ここには本当に好きな人以外連れてこないって決めてたんだぞ!Aが一番乗りだ!」
「…え、それって…?」
私が返すと、Sansは立ち止まった。
「俺様、Aが好きになっちゃったんだ…!」
Sansは地下の星たちにも負けないくらい目をキラキラさせていた。暗くてよく見えないが絶対顔は真っ赤だ。
そして私も同じくらい真っ赤な顔をしてたと思う。
「わ、私も…大好きだよ、Sans!」
私たちはお互いに微笑んで、体温を感じるかのようにしっかりと抱きしめあった。
その時、
世界が突然まばゆい光に包まれた。
そして、私たちはすっかり元通りになったsnowdinに立っていた。
よかった…この世界を守れたんだ…!!
Sansは私を家に招待してくれた。彼は私とPapyrusが知り合いなのに驚いていたけど、どうして私がここに来たのかを話して(もちろん愛を教えるとかいうくだりは省き)、納得した様子だった。
「…じゃ、お前さんはとっとと別の世界に行った方がいいんだろ?」
「うーん…まぁそうなるかな…」
「えぇえーーっ!?せっかく俺様Aとすっごい仲良しになれたのに!!」
目をうるうるさせるSansの頭を撫でて、
「大丈夫、絶対また会える!」
と笑顔で言った。
「約束だからな!A!」
「うん!」
そして私はAUの狭間へと帰った。
それを後ろで見ていたPapyrusは、全てを察したのか、にやっと笑ってタバコの煙をはいた。
「…あーあ、俺も彼女欲しいなぁ…」
***
「swapの世界ガ取リ戻さレてしまったジゃねぇか…Inkの野郎、モう手を打ちヤがって…」
そう言ってニタリと笑うのはErrorSans。
「A…ククッ面白そuな奴ダぜ…」
そして彼は闇の中へ消えた。
143人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Undertale」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
syobon(プロフ) - うわああああぁぁぁぁぁあぁ好きすぎる、、、!!!!めっちゃ好きですありがとうございます!!メア様ぁぁ、、あぁ(( (2022年7月5日 18時) (レス) @page27 id: 39e6e7917a (このIDを非表示/違反報告)
(*^ω^*) - うん、死ぬわ、 (2021年6月7日 16時) (レス) id: 1a06a316db (このIDを非表示/違反報告)
スノー - あーあ、好き、、みんなかわいいです(語彙力0) (2020年10月10日 11時) (レス) id: 8757ae5ab1 (このIDを非表示/違反報告)
さぃだぁ - うわぁぁぁー///メア様推しだから嬉しいです!有難うございました! (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8f702b8e3c (このIDを非表示/違反報告)
れい - これで、好きなサンズがメアだけじゃなくなりました!やっぱりundertaleもAUも良いですね! (2020年7月29日 15時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2017年12月17日 19時