★悪魔の時間軸 ページ35
とうとうオリジナルのUndertaleの世界に来れたんだけど…
AU崩壊の危機なんて事態に…!
「とにかく、オリジナルのSansは何としても守らなきゃいけない。きっとこの近くにいると思うから、探してみよう!」
Inkの言葉に私とFellがうなづき、走り出そうとした瞬間、
「Howdy!ボクはFloweyさ!」
私の目の前の地面から黄色い花が生えてきて、話しかけてきた。
「ちょっと、驚かせないでよ!クソば…間違った、Flowey!」
「ほぉ〜この世界の花はこんなにピンピンしてるんだな。」
驚く私と興味津々な様子のFellを交互に見て、Floweyは1度ため息をつくと、話し始めた。
「君たち3人のような異世界からのお客が来るのは久しぶりだよ。ま、そんな君たちに忠告してあげるけど、」
「この世界のこの時間軸には“悪魔”がいる。言いたいこと、わかる?」
私たちが聞き返すことも出来ずボーッと聞いているのを見て、Floweyはわざとらしく大きなため息をつくと、続けた。
「要するに、ここは人間が殺戮を選んだ時間軸!いわゆる“Gルート”ってこと!
多分今のアイツは自制がきかなくなってるから、視界に入ったら君たちも殺されちゃうからね、せいぜい気をつけなよ。じゃあね。」
乱暴に別れの言葉を吐き捨てると、Floweyはまた地面に引っ込んでしまった。
「ここは…殺戮者の時間軸だったのか…」
Inkの顔にも先程とはまた違った緊張が見える。
私はまだGルートをプレイしていない。怖くて、手を出せなかったからだ。でも大体のあらすじは知っている。
Sansはきっと、最後の廊下でfriskと戦い続けている…!
「ついてきて、私、Sansの居場所が分かったかもしれない。」
「本当かい!?Aちゃん!」
「頼もしいじゃねぇか。」
InkとFellを連れて私はそこに急いだ。
***
辿り着いた場所は、神聖な廊下ではなく地獄絵図と化していた。
白や青の骨がそこら中につきささり、ブラスターが放たれる轟音が鳴り響く中で、1人のモンスターと1人の人間(と呼んでいいのか分からない狂気の塊)が殺し合いをしていた。
紛れも無く、あれはfriskとSansだ。
friskの目は赤く爛々と輝いている。意識はもうほとんどcharaが乗っ取っているのかも…
「僕達はあの戦いに干渉できない。柱の陰に隠れて、Errorを警戒していよう。」
Inkの言う通りに、全員隠れた。
やがて、Sansのブラスターがfriskに直撃し、friskのソウルが割れる音が聞こえた。
「今だ!Sansに接触するなら今のタイミングしかない!」
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syobon(プロフ) - うわああああぁぁぁぁぁあぁ好きすぎる、、、!!!!めっちゃ好きですありがとうございます!!メア様ぁぁ、、あぁ(( (2022年7月5日 18時) (レス) @page27 id: 39e6e7917a (このIDを非表示/違反報告)
(*^ω^*) - うん、死ぬわ、 (2021年6月7日 16時) (レス) id: 1a06a316db (このIDを非表示/違反報告)
スノー - あーあ、好き、、みんなかわいいです(語彙力0) (2020年10月10日 11時) (レス) id: 8757ae5ab1 (このIDを非表示/違反報告)
さぃだぁ - うわぁぁぁー///メア様推しだから嬉しいです!有難うございました! (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8f702b8e3c (このIDを非表示/違反報告)
れい - これで、好きなサンズがメアだけじゃなくなりました!やっぱりundertaleもAUも良いですね! (2020年7月29日 15時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2017年12月17日 19時