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家族 ページ33

太宰sied

貴「…お父さん?」


呼び掛けられてハッとする。


太「なんだい?」



貴「いや、なんだいってお父さん急に止まっちゃうもんだからどうしたのかと思って。」



嗚呼、私のせいか。



太「いや、何でもないさ。ただ…。」



Aちゃんを引き寄せ抱き締める。



太「どんな経緯でなったのか分からないけれど、痛くなかったかい?



いや、これは愚問だね。痛かったよね。よく耐えたね。



…ごめんね。」


なんて言うのが正解なのかはわからない。


けど、正解じゃなくたっていいじゃないか。


貴「そのごめんねは、何に対していったの?」



太「何に対してってそりゃあ、」



…何のごめんな何だろう。


まるでこの子が義眼になったのは自分のせいのような気がしたのだ。



貴「あと、もう一つ。


何で私の目が先天的にないものかもしれないという可能性を考えなかったの?



ねぇ、何で?」





私とAちゃんは今抱き合っているため、私からAちゃんの顔は見えない。



だが、ふざけて聞いているのではない事はその声色でわかっていた。



…何故?



一つの可能性としては



太「私、君の事本当は知っているのかもしれない。

なんらかの原因で思い出せないだけで。




…この答えでどうだい?」



そうAちゃんに問うと、帰ってきた言葉は



“ありがとう”という言葉だった。









彼女を


愛おしいと感じた。


恋愛とはちょっと違う愛しさ。


初めての感覚。








今迄家族なんていなかったからわかんないけど


これが、この温もりが“家族”なんだと思った。




その温もりを離さぬようにと心に誓ったのは私だけの秘密だ。



その代わりに、私はAちゃんをギュッと抱き直した。

中也さん?え、生理的に受け付けない。→←彼女の瞳



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設定タグ:文スト , 太宰治 , タイムトラベル   
作品ジャンル:ギャグ
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lease - エー◯ールが、wrwrd!にしか見えない…これは重症だw (2021年7月12日 21時) (レス) id: 9b89cbfb6e (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ティラミスさん» さすが、太宰親子、滅茶苦茶の無茶苦茶ですね笑笑。親子の会話も途中で、ズッコケだらけですし、滅茶苦茶面白いです♪♪。余談、中也さんの、子供!?はて、幼なじみか?? (2019年9月7日 0時) (レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - ♪逢恋♪さん» わぁ!え、あ、ああ、ありがとうございますぅ!!更新がんばりまっす!! (2018年8月23日 17時) (レス) id: cc157233ce (このIDを非表示/違反報告)
♪逢恋♪ - え、やばいですやばいですやばいですやばいです(語彙量紛失中)めっちゃおもしろいです!ティラミス様の作っている作品全部おもしろいです!頑張って下さい! (2018年8月21日 9時) (レス) id: 24d497695a (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - 姫歌さん» 返信遅くなるかもしれませんがカモンです!!紹介!?わあ!!やったぁ!!禿げるぅ!!← (2018年8月8日 14時) (レス) id: cc157233ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティラミス | 作成日時:2018年7月6日 23時

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