【太宰治】この度タイムトラベルして父が生きてる未来を作ることになりました。誰か異議ある人はてぇーあーげてぇー！

野宿は駄目だよby敦 ページ29

太「そうこうしているうちにもう退社の時間だ。


…ところでAちゃん。


帰るところあるの？」


カエルトコロ？


貴「あるとお思いで？」


太「だよね〜知ってた☆」



ちょっ、やだな二十歳過ぎた大人が☆とか可愛くn…可愛いや。←



貴「まあ、野宿でも生きていけるし！」



敦「え！？お、女の子が一人野宿は危ないよ！？」



あ、敦君…心配してくれるなんて！？

Aちゃん感激！←



国「…まあ、普通に考えたら太宰の家に行けばいいとは思うが…。」


国木田君はちらりとお父さんを見る。


国「がっついたり…。」


太「しないよ！？流石に娘相手に襲うとかないから！？

国木田君の中で私ってどんな奴なんだよ！」


国「包帯無駄遣い迷惑噴霧器。」



貴「か〜ら〜のぉ〜？」←



よく会話で“かぁ〜らぁ〜のぉ〜”って言ってくる奴いるじゃん？

うざいよね！←



国「女の敵。」


太「おっふ。」


あ、お父さんダウンした。



【結果】

お父さんの家でいっか。(妥協)









帰り道。


太「本当に私の所で良かったのかい？」

貴「はい。

八年後の方で、お父さんと話したことが無かったから…


お父さんの事、色々知りたいなぁ…なんちゃって？」



すると何やら考え出すお父さん。





太「ねぇ、それやめよう？」



貴「？」



何をだ？



太「その、敬語。

父親に敬語なんて、いらないだろう？」


ゴニョゴニョいうお父さん。


…それもそうか。


貴「そうだね！よろしく、お父さん！」


太「嗚呼！」


そうしてお父さんに抱きつこうとしたが…


貴「あ」


太「なんだい？」


貴「私血だらけぇ〜。」


太「帰ったら真っ先にお風呂入ろうか。」








私は今お父さんと話をしている。

普通の、特になんでもないような話。




その“普通”が少し嬉しかった事は、私だけの秘密だ。

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