【太宰治】この度タイムトラベルして父が生きてる未来を作ることになりました。誰か異議ある人はてぇーあーげてぇー！

お父さん ページ24

敦「え？だってさっき太宰さんからメールが…Aさんが入社するって…。」

メール？

いや、貴方達が来る前私達喋ってたのにいつメール送れるって言うの？


そう思いお父さんの方を見据えると、

机の下からそろぉっとスマホを取り出した。

ニタァっとした笑顔付きで。

太「ごめんね？君と二人だった時に机の下でメールしたのだよ。」


は？


…まさか、このカフェに来た時最初無言だったのはメールを打っていたから？


貴「うわぁ…。」


してやられた。まあ、行きあてなんてなかったから良いのだけれど…。


敦「あ、あと僕の事は敦でいいよ！中島さんなんて堅苦しいからね。あと敬語もいいよ。」

貴「えっと、じゃあ、敦君！

私の事もAでいいよ！

えっと…。」

私が周りの人を見回す。

他の人はなんて呼ぼうか。

鏡「…A。鏡花でいい。」

貴「うん！宜しく！」

私は微笑む。

国「…太宰の顔にそっくりなお前にさん付けされるのはストレスが溜まる。

まるで太宰が俺を馬鹿にしているかのようにしか見えん。」

ええ…

貴「じゃっ、じゃあ、国木田君で！」


谷「ボクは…なんでもいいよ、Aちゃん。」

ナ「私もですわ！」


貴「えっと、じゃあ谷崎さんとナオミちゃんで！」


谷「何故ボクだけさん付け…？」


なんでもって言ったのは貴方だろう？


あと谷崎さんは“谷崎さん”感がある←

あれだよ、“さん”が似合う。←


与「じゃあアタシは？A？」


貴「与謝野さん」←(即答)


貴方はもう敬称をつけないわけにはいかない気がする。

ねぇさん感凄いもん。

姐さんと何処か似てる。

与「本当は後もう二人探偵社員がいるんだが…。

今依頼でいないんだよ。

まあ、その内会うだろ。」


貴「そうですか…。」


そうして最後に視線が集まるのはやっぱり…


太「えっ何？なんで皆私を見るの？」


貴「私にとって貴方の存在はお父さんだけど…

正確には違うから…。」


太「…。お父さんで良くない？なんかそそる。」←



貴「やめて気持ち悪い。」



太「略して気持ちい。」←



貴「キモい。」



太「それって気持ちいいの略でしょ？」←


与「これはまんま反抗期の娘と父親の図だネェ。」









【結果】

“お父さん”でいくことになりました。

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