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嘘次回予告注意報 ページ41

コツコツとブーツで歩く音が路地裏に響く。
その路地裏を通り抜け、高い建物に囲まれた狭い空間に抜けた少女__もといAは、辺りを見渡した。

貴「嗚呼、もう来ていたんですね。__森先生。」

森「…やぁ。久しぶり、かな?」

その場には既に一人の初老の男が立っていた。

貴「あれ、今日は一緒じゃ無いんですね?えっと…エ……?」

森「エリスちゃん。」

そうそう、その子だ、とAが微笑む。しかしあくまで目は笑っていない。

暫しの間、二人は無言だった。

貴「…話があるんじゃ無かったんですか?態々手紙まで送りつけて来て。無いなら帰りますよ私。仮にも組織の長なので忙しいんですよ。」

森「ふふっ、しらばっくれなくていい。分かってるだろう。手紙にも書いた通り、太宰君の事だ。」

太宰、と聞いた途端ピクリと反応したAを見て森は追い討ちをかけるように言った。

森「実に分かりやすかったよ。太宰君を攫った闇オークション関係者の遺体の損傷の仕方を見たらね。刀ほど大振りではなく、メス程小さく無い。そうだね、丁度包丁のようなもので斬り付けられている。…大量の遺体がね。そんな異常な殺しが出来る人を、私は一人しか知らない。

…A君。君が闇オークションで太宰君を買ったんだね?」


二人の間に、風が流れた。


貴「…まあ、隠してもしょうがないので今更違うだなんて言いませんが…。事実上、太宰君をきちんと…って言ったらおかしいけれど…買ったのは私なんです。

太宰君は私のです。
誰にも渡しません。勿論、森さんにも。













…ベーッだ!!」


『………』


森「…本当君、そういうところ変わってないんだねぇ…?」

貴「そういう森先生は老けましたよねぇ?」

森「辛辣。」

貴「太宰君、私にくれません?」

森「駄目だね。」

貴「私、クリスマスプレゼントに、太宰君が欲しいな…おじいちゃん。」

森「A君!?誰が!?誰がおじいちゃんなの!?」

貴「お前だよ。(お願いっ!どうしても欲しいのおじいちゃん!)

森「ちょっっ、心と建前?が逆だよ!?

くっ…残念、私の守備範囲は12歳までだ!!」

貴「チッ」←


_______________________

★___果たして、森とAの関係とは…!?
次回、明らかに!!(なりません)

太「…鍵は、正しく使おうね。」←→←卵かけご飯。



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すずめの甘味処 - ギャグに走ってもらいたいなぁ、なんて…面白いです!がんばってくだされ! (2020年7月17日 19時) (レス) id: 3e254a9c48 (このIDを非表示/違反報告)
りすまる - 面白かったです!一人で笑っていたら友達に引かれました (2019年7月2日 23時) (レス) id: fedb7cbeb8 (このIDを非表示/違反報告)
カルラ(プロフ) - ティラミスさん» なんかすごくハマりました!更新とかされないんですか? (2019年7月1日 18時) (レス) id: 55a36c66c1 (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - 銀桜さん» 久々の更新でビクビクしながら出したので、そう言っていただけると嬉しいです…更新頑張ります! (2019年4月2日 10時) (レス) id: cc157233ce (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - Noirさん» 番外編遅くなってすみませんでした(土下座)ついてきてくれるんですね…本当ありがとうございます。気長にお待ちください!! (2019年4月2日 10時) (レス) id: cc157233ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティラミス | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月2日 16時

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